フェアレディZの伝統を受け継ぎながら、最新テクノロジーで大きく進化したRZ34。
力強いVR30DDTTエンジンと魅力的なスタイリングに惹かれて、「次の愛車候補に入っているよ」という方も多いはずです。
でもその一方で、オーナーの声や実走レビューを見ていくと、ちょっと気になる“弱点”や“初期トラブル”が見えてくるのも事実なんです。
とくにターボや冷却系の熱問題、9速ATの変速挙動、内装や電装まわりの細かな不具合などは、購入前に知っておかないと後悔につながることもあります。
このページでは、RZ34フェアレディZを検討している方に向けて、実際に多く報告されている弱点・注意点をわかりやすく整理し、さらにリスクを減らすための対策や中古車チェックの手順まで丁寧に解説していきます。
「買ってから知ってショック……」なんてことにならないように、気になるポイントをしっかり押さえつつ、安心してZライフを始められるようにサポートしますね。
では、さっそく見ていきましょう!
RZ34フェアレディZに見られる主な弱点と問題点
RZ34は魅力あふれるスポーツカーですが、実際にオーナーの声や試乗レビューを追っていくと、いくつか共通して指摘される弱点が見えてきます。
ここでは、とくに気をつけたいポイントを分かりやすく整理しました。
1-1. パワートレインの熱問題(ターボ・冷却・デフ温度)
RZ34が抱えやすい悩みとして、まず名前があがるのが熱に関するトラブルです。
VR30DDTTはとてもパワフルなエンジンなのですが、エンジンルームのレイアウトがタイトなこともあって、連続した高負荷がかかると温度が一気に上がりやすいと言われています。
- ターボ周辺の温度が高く、性能低下や寿命への影響が気になる
- 油温・水温が上がりやすく、渋滞や夏場は要注意
- サーキットではデフオイル温度が急上昇したという報告も
もちろん、日常の街乗りでいきなり壊れるようなことは少ないものの、高温状態が続くと部品の負担が大きくなるのは事実。
ターボ車を長く大切に乗りたいなら、熱対策は避けて通れません。
そこで役に立つのが、高温でも性能が落ちにくい高品質エンジンオイルです。
とくにターボ車は油膜が弱くなると一気にトラブルの原因になるため、オイル選びはとても重要なんですよ。
TAKUMIモーターオイル(AKTJAPAN) エンジンオイル
高温でも粘度が安定しやすく、ターボ車との相性が良い人気オイル。
熱対策を始めたい人にまずおすすめできる一本です。
1-2. 9速AT・6速MTの気になる挙動
RZ34のトランスミッションは9速ATと6速MTから選べますが、どちらもいくつか注意点があります。
■ 9速ATの弱点
- 強めの加速・減速で変速がワンテンポ遅れることがある
- シフトショックが気になる個体もある
- ギアが噛みにくいという報告も少数あり
普段の街乗りでは問題ない場面が多いものの、「スポーツ走行をしっかり楽しみたい」という人は試乗でしっかり確認しておくと安心です。
■ 6速MTの弱点
- クラッチ摩耗が速い個体がある
- シンクロの弱さを感じるという声
- サーキット走行をすると熱の影響が出やすい
MTは「運転している感」が強い反面、消耗品の負担も増えやすいので、購入前に試乗でフィーリングを必ずチェックしておきましょう。
1-3. 内装・電装系の不満点
走りの性能は高いRZ34ですが、内装と電装系については辛口な意見も見られます。
- スイッチ類やエアコン操作部など、Z34からの流用が多く高級感に欠ける
- デジタルメーターの表示不具合が報告されている
- タッチパネルの反応が遅いという声
- Cピラーが太く後方視界が悪い
- バックドアがワンプッシュで開かないことがある
とくに後方視界の悪さは、初見だと驚く方も多いポイント。
バックカメラや駐車支援機能は必ず試しておくと安心です。
1-4. 純正オプションの使い勝手
意外な弱点として話題になるのが、日産純正ドラレコ(DH5-S)の仕様です。
価格は高めなのに、Nissan CONNECTナビで映像が見られないため、「使いにくい」という声が多くあります。
そのため、多くのオーナーさんが社外ドラレコを選んでいるのが現状です。
とくにコムテックは画質・安定性が高く、スポーツカーとの相性も良いことで有名なんですよ。
コムテック ドライブレコーダー ZDR055
夜間にも強く、前後2カメラで死角をしっかりカバー。
純正より扱いやすい点が人気の理由です。

ここまで見てきた弱点は、どれも「必ず起きるトラブル」というわけではありませんが、知っておくことで購入後の満足度が大きく変わってきます。
購入前に知るべき注意点とリスク
RZ34フェアレディZは走りの魅力がとても大きいモデルですが、そのぶん維持費や修理費に不安を感じる方も多いと思います。
ここでは、購入前に必ず押さえておきたいお金まわりの注意点と、長く安心して乗るためのポイントをまとめました。
2-1. 修理費が高額になりやすいポイント
スポーツカー全般に言えることですが、RZ34も例外ではなく、特定の部品が高額になりがちです。
万が一トラブルが起きた場合、次のような修理費が発生するケースがあります。
- ターボチャージャーの修理・交換:高額になりやすい(左右交換で数十万円の可能性)
- 9速ATの不具合:制御ユニットや内部部品が高価で、修理費が大きくなりやすい
- 冷却系のトラブル:ホース類やサーモスタットの交換でも費用がかさむ場合あり
とくにターボ車は部品点数が多く、熱負荷も高いため、どうしても修理費は高めになります。
「スポーツカーは維持費が高い」と言われる理由のひとつは、このあたりの構造面にあるんですね。
2-2. 整備できる工場が限られる場合がある
RZ34で採用されているVR30DDTTエンジンは構造がやや特殊で、整備には専用の知識やツールが必要な場面があります。
そのため、次のようなケースが起きることもあります。
- 対応できる独立系整備工場が少なく、結局ディーラー頼りになる
- 工賃が高めになることが多い
- 部品の取り寄せに時間がかかることがある
これは「壊れやすいから」というよりも、最新スポーツカーならではの事情と言えます。
ただし、長距離通勤や頻繁に遠出する方は、近くに対応工場があるかチェックしておくと安心ですよ。
2-3. 延長保証の重要性
RZ34を新車または認定中古車で購入する場合、延長保証の加入はかなりおすすめです。
とくにターボやATなどの高額部品は、保証があるだけで安心感がまったく違います。
延長保証に入っていると、次のようなメリットがあります。
- 高額修理が発生しても負担が大きく減る
- 複雑な電装系トラブルにも対応してもらえる
- 中古車購入でもリスクを大幅に軽減できる
「もしもの時に備える」という意味では、RZ34のようなハイパワー車ほど価値が高いサービスです。
2-4. 維持費のイメージをしておくことが大事
RZ34は走りの楽しさが魅力ですが、そのぶんタイヤ・ブレーキ・オイルなどの消耗品は減りやすい傾向にあります。
買ってから「思ったよりお金かかる…」と感じる方は意外と多いんですよ。

とはいえ、これはRZ34に限らずスポーツカー全般の宿命みたいなもの。
維持費を理解したうえで乗れば、きっと大きな満足感を得られるはずです。
購入前チェック(PPI)の具体的手順
RZ34を中古で購入する場合、見た目がキレイでも内部の状態はしっかり確認しておかないと、あとで思わぬ修理費が発生してしまうことがあります。
そこで重要なのが、専門家によるPPI(Pre-Purchase Inspection:購入前点検)です。
ここでは、とくにRZ34で確認しておきたいポイントを順番にまとめました。
チェック項目を知っておくだけでも、安心度がぐっと高まりますよ。
3-1. エンジン・ターボ周りの点検
まず最優先で見ておきたいのがエンジンルーム。
VR30DDTTは高性能なぶん、熱と負荷がかかりやすいため、細かい変化もしっかりチェックしたい部分です。
- オイル漏れやにじみがないか
- クーラントの減り・色・臭いに違和感がないか
- ターボ作動時の異音(ヒュー音・笛鳴り・ガラガラ音)がないか
- ブースト圧が適切に立ち上がるか試乗で確認
もしアイドリング中に振動が大きい・回転が落ち着かないと感じたら、吸気系・点火系にトラブルがある可能性も。
小さな違和感でも見逃さず、理由を必ず確認しておきましょう。
3-2. トランスミッション(AT・MT)の動作確認
AT・MTどちらを選ぶ場合でも、試乗がとても大切です。
スポーツカーは普段の街乗りでは気付けない症状が、加減速で現れることもあります。
■ 9速ATのチェックポイント
- 発進時に変速が遅れないか
- 強めの加速でギアがきちんとつながるか
- 変速ショックが大きくないか
- 減速時に変速の「間」が不自然でないか
■ 6速MTのチェックポイント
- クラッチのつながりが急すぎないか
- シフトを入れたときに「ゴリッ」と引っかからないか
- 2速→3速、3速→2速で違和感が出やすいので入念に確認
「なんか気になるな…」と少しでも感じたら、その個体は慎重に検討したほうが良いです。
3-3. 故障コード(エラー)の確認
最近のスポーツカーは電装品が多く、見た目だけでは判断できない不具合が隠れていることもあります。
そこで役に立つのが故障コード(OBD2)のチェックです。
RZ34の場合、とくに次のようなコードが出ていないか確認したいところです。
- ターボ関連の過給圧異常
- 点火系ミスファイア
- ATの制御エラー
- 電装系の通信エラー
ディーラーや整備工場に依頼すればコードは確認できますが、「中古車を見に行ったその場でチェックしたい」場合は、自分で使える診断機があるととても便利です。
Autel MaxiCOM MK808S OBD2 車診断機
RZ34のような最新車両でも幅広い故障コードを読み取れる高性能モデル。
中古車チェックはもちろん、購入後のトラブル確認にも活躍します。
3-4. 足回り・ブレーキ・冷却系の確認
RZ34は走りを楽しむ車なので、足回りやブレーキの消耗が早い個体もあります。
中古車の場合は、次のポイントも必ずチェックしておきましょう。
- ブレーキパッドの残量・ローターの摩耗
- タイヤの片減り(アライメント不良の可能性)
- サスペンションブーツ破れがないか
- ラジエーターホースの劣化・にじみ
- 冷却ファンが正常に作動するか

これらの部分は修理費がかさみやすいため、購入前に見ておくと後悔を防げますよ。
どんな人にRZ34は向いている?向いていない?
ここまで弱点や購入前チェックを見てきましたが、「結局、RZ34ってどんな人に合うの?」という疑問が出てくると思います。
スポーツカーはライフスタイルや価値観によって満足度が大きく変わるので、この章ではRZ34の特徴をもとに、向いている人と向いていない人の違いを分かりやすく整理していきますね。
4-1. RZ34が向いている人
まずは、この車を選んで幸せになれるタイプから見ていきましょう。
- スポーツカーらしい加速とハンドリングを楽しみたい人
VR30DDTTのパワーとFRレイアウトの組み合わせは、やっぱり魅力的。峠や高速でも気持ちよく走れます。 - デザインに一目惚れした人
クラシックZの雰囲気をまとったRZ34のデザインは唯一無二。見ているだけでテンションが上がる…そんな方には相性抜群です。 - 多少の弱点は“対策して楽しむ”タイプの人
スポーツカーはどの車種にもクセがあります。熱対策やオイル管理をきちんとすれば、RZ34は長く楽しめる1台です。 - 週末ドライブや趣味として車を楽しみたい人
毎日ハードに乗るより、「気分転換にドライブしたい」という乗り方にぴったりです。
4-2. RZ34が向いていない人
逆に、満足度が下がりやすいのはこんなタイプの方です。
- とにかく維持費を安く抑えたい人
ターボ車なのでオイル交換頻度も高め。タイヤ・ブレーキ・燃費などもコストがかかる傾向があります。 - トラブルや出費をできるだけ避けたい人
熱問題やAT挙動など、気にしやすい部分はそれなりにあります。安心第一なら他の選択肢のほうが良いかもしれません。 - 通勤や毎日の足として使いたい人
もちろん使えますが、渋滞やストップ&ゴーが多い環境だとRZ34の持ち味を活かしづらいです。 - 最新の快適装備や高級感を重視する人
内装はZ34流用パーツも多く、「値段の割に質感が…」と感じる方もいます。
4-3. RZ34は“買って幸せになれるか”が人によって大きく変わる車
RZ34は魅力もクセもハッキリしている車です。
だからこそ、どんな価値観を持っているかで満足度が大きく変わります。
「走りが好き」「見た目がドンピシャ」「多少の弱点は許せる」 そんな人にとっては、毎回乗るたびにワクワクできる最高のパートナーになるはずです。
一方で、快適性・実用性・維持費の少なさを最優先する方には、ちょっと厳しい場面が出てくることも。

これらを理解して選ぶことが、後悔しないスポーツカー選びのコツなんです。
まとめ
RZ34フェアレディZは、伝統と最新技術が融合したとても魅力的なスポーツカーです。
ただ、その一方で熱問題・ターボ・AT挙動・内装品質など、知っておきたい弱点もいくつか存在します。
これらのポイントは「必ずトラブルになる」というものではありませんが、購入前に理解しておくことで、安心してZライフをスタートできますよ。
特に中古車の場合は、エンジンやトランスミッション、電装の状態をしっかり確認し、必要に応じてPPIを依頼することがとても大切です。
私の個人的な意見としては、RZ34は乗り手を選ぶけれど、合う人にはとことんハマる一台だと思っています。
走りが好きで、多少のクセも楽しんで付き合えるなら、きっと素敵な相棒になってくれますよ。
気になる部分をしっかり理解しながら、自分にとって後悔のない一台を選んでくださいね。
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よくある質問
- QRZ34はターボの故障が多いって本当?
- A
オーナーから報告例があるのは事実ですが、すべての個体で頻発するわけではありません。
高温状態が続くと負担が大きいため、オイル管理や冷却対策を意識することでリスクは大きく減らせます。
- Q9速ATと6速MTはどちらが安心?
- A
どちらにも特徴があります。
9速ATは変速のクセが気になる個体があり、6速MTはクラッチやシンクロの摩耗がポイント。
あなたの走り方に合っているかどうかが選ぶ上でいちばん重要です。
- Q中古のRZ34を買うとき、どこを最優先でチェックすべき?
- A
次の3つは必ず確認しておきたいポイントです。
- ターボ・冷却系の状態(オイル漏れ・異音・油温の上がり方)
- AT・MTのフィーリング(変速タイミング・ショック)
- 故障コードの読み取り(電装・AT・ターボ関連エラー)
これらを押さえるだけで、「買って後悔しやすい個体」を避ける確率がぐっと高まりますよ。


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