はじめに|“走りの本質”を追求する2台の国産スポーツカー
クルマ好きなら一度は気になる存在、HONDA CIVIC TYPE RとTOYOTA GR86。どちらも「走る楽しさ」を徹底的に磨き上げた国産スポーツカーの代表格ですよね。
今回の記事では、特別仕様の「RACING BLACK Package」をまとったシビックタイプRと、マイナーチェンジ後のGR86 MTモデルをピックアップ。それぞれの魅力を、実際の試乗レビューとともに徹底解説していきます。
「見た目は似てるけど、走りの違いって何?」
「どっちがより“ドライバーと一体”になれるの?」
そんな疑問を持つ方に向けて、インテリアの仕立てやアクセルレスポンス、走行安定性まで、じっくり比較していきます。
この記事を読み終えるころには、あなたの中で“本当に欲しい一台”が見えてくるはず。 スポーツカーを愛するすべての人へ、走りの哲学を感じる時間をお届けします✨
HONDA CIVIC TYPE R「RACING BLACK Package」レビュー
漆黒の集中空間がもたらす「走りへの没入感」
まず最初に感じたのは、ドアを開けた瞬間に広がる“黒の世界”。 このRACING BLACK Packageは、シビックタイプRの走行性能そのものに変化はありませんが、ドライバーがより運転に集中できる空間を追求した特別仕様です。
ダッシュボードには手触りの良いアルカンターラ素材を採用。 この素材は、太陽光が当たったときに発生しやすいフロントガラスへの映り込みを大幅に軽減してくれます。 「昼間のドライブ中にダッシュボードが反射して眩しい…」という悩みを、見事に解消してくれるんです。
アルカンターラ素材は見た目の高級感もさることながら、メンテナンスが少しデリケート。 手の油やホコリが付きやすいので、定期的なお手入れが大切です。
そんなときにおすすめなのが、アダムスポリッシュ スエード&アルカンターラクリーナー。 専用の低刺激クリーナーで、素材を傷めずに汚れだけをしっかり落としてくれます。
さらに、シフト周りやセンターコンソール、フロア部分まで統一されたブラック仕上げ。 かつての赤い差し色が控えめになり、車内全体がまるで“サーキットのコクピット”のような落ち着きに包まれます。
例外的に、シートベルトだけは赤のまま残されており、このワンポイントが逆に“走りへの情熱”を感じさせるデザイン。 シートのTYPE Rエンボス加工も、細部へのこだわりを感じる部分です。
スペックと足まわりの完成度
- エンジン: 2.0L 直列4気筒ターボ
- 最高出力: 330馬力
- 最大トルク: 420N・m
- 駆動方式: FF(前輪駆動)
- 車両重量: 1,430kg
- タイヤ: PIRELLI P-ZERO 4S(265/30ZR19)
スペックだけ見ても、国産FF最強クラスの性能を誇ります。 しかし、実際に走らせると驚くのはその“剛性感”。 ステアリング操作に対して車体が一瞬で反応し、まるで一体化したような感覚を味わえます。 高速コーナーでもブレることなく、しっかりとタイヤが路面をつかんでくれる安心感が印象的でした。
価格に見合う価値は?冷静な評価
走りの完成度は間違いなくトップクラス。 ただし、インテリアの変更のみで価格が上乗せされている点については、やや強気な設定にも感じます。
レビューでは「映り込み対策は素晴らしいが、まだ完全ではない」との意見も。 たとえばフロントガラスの曇り止め吹き出し口(樹脂パーツ)には反射が残っており、 もしここまで対策されていれば「完璧な視界」としてさらに高い評価を得られたかもしれません。

それでも、“運転に集中できる環境づくり”というテーマにおいては、 RACING BLACK Packageは確実に価値のある仕上がり。 サーキット走行だけでなく、日常のワインディングロードでも“自分と車だけの時間”を味わえる1台です。
TOYOTA GR86 MTモデル レビュー
マイナーチェンジで手に入れた「理想的なアクセルレスポンス」
一見すると外観の変化が少ないマイナーチェンジ版のGR86。 でも、乗ってみるとその印象は一瞬で変わります。 最も大きく進化したのは、アクセル操作に対するエンジンの反応、つまり“アクセルの付き”の良さです。
以前のモデルでは、ほんの少しアクセルを踏んだだけで過敏に反応してしまう場面がありました。 それが今回、見事にチューニングされ、踏み始めからのトルクの立ち上がりが非常に自然になっています。
たとえば、街中で信号待ちから発進するとき。 エンジンの吹け上がりがスムーズで、クラッチミートのタイミングがとても掴みやすい。 ギクシャク感がほとんどなく、パーシャルスロットル(微妙なアクセル開度)での速度維持もラクになりました。
この“繊細なコントロール性”こそ、FRスポーツの醍醐味。 ドライバーの足の動きに、エンジンがまるで呼吸を合わせるように応えてくれる―― そんな「人馬一体」の感覚を、GR86はついに手に入れたと言っていいでしょう。
安定感とコントロール性のバランス
試乗車は、オプションのZF SachsダンパーやBremboブレーキが装着されていないノーマル仕様でしたが、 それでも足まわりの完成度は非常に高く感じました。
大きな段差を通過した後の揺れ戻しこそ少し残るものの、 全体的にシャープで安定感のある乗り味。 ステアリングを切った瞬間にノーズがすっと入っていく感覚は健在で、 「走らせていて気持ちいい」と素直に思える仕上がりです。
兄弟車のSUBARU BRZが「スポーツボタン」でキャラクターを切り替えられるのに対し、 GR86は常に“戦闘モード”のような味付け。 街乗りでもワインディングでも、ドライバーの意図にリニアに反応するその動きは、 「純粋な走りを楽しみたい人」にはたまらないでしょう。
スペックと基本データ
- グレード: RZ(MT)
- エンジン: 2.4L 水平対向4気筒
- 最高出力: 235馬力(7,000rpm)
- 最大トルク: 250N・m
- 駆動方式: FR(後輪駆動)
- 車両重量: 1,270kg
- タイヤ: MICHELIN Pilot Sport 4
パワーよりも「扱いやすさ」を重視したこのエンジン特性は、 ドライビング初心者にも上級者にもおすすめ。 日常の速度域でもしっかり“走りの質”を感じられる、バランスの良さが魅力です。
結論:誰でも楽しめる「正統派FRスポーツ」
今回のマイナーチェンジは、見た目こそ控えめでも中身は大幅進化。 アクセルレスポンスの自然さと、車体の一体感が格段に高まりました。

「ただ速い」だけでなく、操作する楽しさを味わえるGR86。 初めてスポーツカーに乗る人も、走りを極めたい上級者も、 このモデルなら間違いなく笑顔になれるはずです😊
CIVIC TYPE R RACING BLACK Package vs TOYOTA GR86 スペック比較
2台の魅力を語るうえで欠かせないのが「スペック比較」。 ここでは、走行性能やサイズ感、装着タイヤなどを一覧でまとめました。 数字だけを見ても、それぞれのキャラクターの違いがはっきり見えてきます。
| 項目 | HONDA CIVIC TYPE R RACING BLACK Package | TOYOTA GR86(MT / RZ) |
|---|---|---|
| エンジン形式 | 2.0L 直列4気筒ターボ | 2.4L 水平対向4気筒 |
| 最高出力 | 330馬力 | 235馬力 |
| 最大トルク | 420N・m | 250N・m |
| 駆動方式 | FF(前輪駆動) | FR(後輪駆動) |
| 全長×全幅×全高 | 4595×1890×1405mm | 4265×1775×1310mm |
| 車両重量 | 1430kg | 1270kg |
| タイヤサイズ | PIRELLI P-ZERO 4S(265/30ZR19) | MICHELIN Pilot Sport 4(215/40R18) |
| 価格帯(目安) | 約6,000,000円〜 | 約3,500,000円〜 |
こうして並べてみると、TYPE Rはまさに「戦闘機」。 圧倒的なパワーと剛性感で“走りを極める人”に向けたモデルです。 一方のGR86は、より軽快でナチュラルなフィーリング。 “操る楽しさ”を追求した純粋なFRスポーツとして完成度が高いのが特徴です。

つまりこの2台、どちらが優れているかではなく、「どんな走りを求めるか」で選ぶ車。 速さを極めたいならCIVIC TYPE R、 ドライビングを楽しみたいならGR86―― どちらも、走る喜びを存分に味わえる名車であることは間違いありません。
総評:どちらが“走る楽しさ”を提供するか?
結論から言えば、どちらも最高に楽しい――けれど、その楽しさの「方向性」はまったく違います。
TYPE Rは「研ぎ澄まされた集中空間」
HONDA CIVIC TYPE R RACING BLACK Packageは、まさに“走りを極めるためのツール”。 高剛性のボディと330馬力のパワーがもたらす走行安定性は圧倒的で、 ドライバーが意のままに操れるFFスポーツの頂点に立つ存在です。
内装のアルカンターラ仕上げや映り込み防止など、細部まで「ドライバーの集中力」にフォーカスした設計。 まるでサーキットでタイムを削るために作られたような、ピュアでストイックな空間が広がります。
ただし、価格は600万円超え。 この“こだわり”を理解し、走りに全力で向き合う人こそが、この車の真価を引き出せるでしょう。
GR86は「誰でも楽しめるFRの原点」
一方のTOYOTA GR86 MTモデルは、もっとフレンドリー。 扱いやすく、ドライバーの操作に素直に応えるその挙動は、まさに“走る楽しさ”の教科書です。
軽量ボディとナチュラルなレスポンスは、日常のワインディングロードでも充分に楽しめます。 決してパワーで圧倒するタイプではありませんが、 「自分の操作で車を動かしている」という一体感が、乗るたびにドライバーを笑顔にしてくれます😊
どちらを選ぶ?それは“走りの哲学”で決まる
- TYPE R: 研ぎ澄まされた精度で走りに没頭したい人
- GR86: 操る楽しさを純粋に味わいたい人
同じ“国産スポーツ”というジャンルにありながら、 TYPE RとGR86は異なる走りの哲学を持っています。 どちらを選んでも後悔はないはずですが、 あなたが「走りに何を求めるか」で、最適な1台は変わるでしょう。

「運転技術を磨きながら、毎日のドライブを楽しみたい」という人にはGR86を、 「速さを突き詰め、自分とマシンを一体化させたい」という人にはTYPE Rをおすすめします。
まとめ|走りを愛するあなたへ、2台が教えてくれる“楽しさの本質”
HONDA CIVIC TYPE R「RACING BLACK Package」とTOYOTA GR86 MTモデル。 どちらも同じ“走りを楽しむためのスポーツカー”でありながら、個性はまったく異なります。
- TYPE R: 圧倒的なパワーと剛性感。サーキットでもブレない集中空間。
- GR86: 自然なレスポンスと軽快な操作感。街中でも楽しめるFRの純粋さ。
つまり、どちらが優れているかではなく、「どんな走りを求めるか」が選ぶ基準。 どちらを選んでも、あなたのカーライフがもっと豊かになることは間違いありません。
そして、次に愛車を選ぶときは“走る喜び”を基準にしてみてください。 スペックや価格だけでは測れない、「感性が響く車」こそが、本当に長く付き合える一台です😊
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よくある質問
- QRACING BLACK Packageの価格差は妥当ですか?
- A
機能面ではエンジンなどの変更はありませんが、内装素材や映り込み防止の改良など、ドライバー体験を向上させる要素が多く含まれています。 価格に対して“見た目以上の価値”を感じるかは、どれだけ走りに没頭したいかによって変わります。
- QGR86のMTとAT、どちらが扱いやすい?
- A
日常使いではATが快適ですが、走りを楽しみたいなら断然MT。 マイナーチェンジ後のMTはクラッチ操作がよりスムーズになり、初心者でも扱いやすくなっています。
- Qスポーツカーを日常使いするうえで注意することは?
- A
段差の乗り越えやタイヤの摩耗、保険料の高さに注意が必要です。 特に保険はインズウェブの一括見積もりを利用して、複数社を比較しておくのがおすすめです。


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