「セリカXXって、結局スープラと何が違うの?」
80〜90年代の国産スポーツカーが好きになると、一度は気になる名前ですよね。
最近は中古価格の高騰もあって、“伝説の旧車”のように語られることも増えましたが、実はセリカXXは単なる昔のスポーツカーではありません。
この車には、後のスープラへ繋がる“トヨタGTカーの原点”とも言える重要な役割がありました。
しかも面白いのが、現代のスポーツカーのような「絶対的な速さ」だけで評価されているわけではないところなんです。
直列6気筒の滑らかさ、ロングノーズの存在感、リトラクタブルヘッドライトの未来感。
そういった“80年代ならではの空気感”そのものに惹かれて、今でも多くのファンを魅了し続けています。
一方で、旧車ならではの注意点もあります。
「今から買って維持できるの?」
「なぜここまで価格が高いの?」
「スープラとは別物なの?」
このあたりは、名前だけ知っている状態だと意外と混同しやすいポイントです。
私自身、初めてA60型のセリカXXを見たときは、「なんだこの“昭和なのに未来感ある車”は…!」とかなり衝撃を受けました(笑)
今の車にはない独特の雰囲気があるんですよね。
今回は、そんなセリカXXについて、スープラとの関係性から、なぜ今でも名車扱いされるのか、中古市場で価値が高い理由まで詳しく見ていきます。
セリカXXは“スープラの原点”となった直6GT
セリカXXを一言で表すなら、「スープラのルーツになった直列6気筒GTカー」です。
今では“スープラ”という名前のほうが世界的に有名ですが、実はその始まりはセリカXXでした。
当時のトヨタは、北米市場で人気だった日産フェアレディZに対抗するため、「長距離を速く快適に走れるGTカー」を必要としていたんです。
そこでベースになったのが、4気筒スポーティカーだったセリカでした。
ただし、単純にエンジンを大きくしただけではありません。
セリカXXでは、直列6気筒エンジンを搭載するためにフロント部分を延長し、ロングノーズ化されています。
この“長い鼻先”こそ、後のスープラにも受け継がれるGTカーらしいスタイルの始まりでした。
セリカXXとスープラの関係
初心者が最も混乱しやすいのが、「セリカXXとスープラって別の車なの?」という部分です。
結論から言うと、“途中で名前が変わった兄弟車”に近い存在です。
日本では「セリカXX」という名前で販売されていましたが、北米では最初から「Supra(スープラ)」として売られていました。
そして1986年、A70型へフルモデルチェンジしたタイミングで、日本国内でも正式に「スープラ」へ統一されます。
つまり、80スープラや現行GRスープラのルーツをたどると、セリカXXに繋がるわけですね。
ちなみに「XX」という名称は、海外では成人向け表現を連想させるため変更された…という説が有名ですが、これは公式に明言された話ではありません。
そのため、記事や動画によっては断定的に語られていることがありますが、“そう言われることが多い”くらいで受け取るのが安全です。
どんな人に刺さる車なのか
セリカXXは、現代のGR86のような“軽快なスポーツカー”とは少し方向性が違います。
どちらかというと、
- 直6サウンドをゆったり味わいたい
- 高速道路を気持ちよく流したい
- 80年代の未来感あるデザインが好き
- 「速さ」より「雰囲気」に価値を感じる
そんな人に刺さる車です。
特にA60型のリトラクタブルライト仕様は、今見てもかなり独特なんですよね。
低く構えたノーズにリトラ、そして直6FR。
今の安全基準ではまず出てこないシルエットなので、「この時代にしか作れなかった車」という特別感があります。
なぜ今でも人気なのかを先に結論
セリカXXが今も人気な理由は、単純に「古いから」ではありません。
むしろ、“今では作れない要素が全部入っている”ことが大きいです。
- 直列6気筒FRレイアウト
- ロングノーズデザイン
- リトラクタブルヘッドライト
- 80年代デジタル装備
- スープラ以前という希少性
特に近年は、海外でのJDM人気が非常に強くなっています。
その影響で、状態の良いセリカXXは「保存されるべき旧車」として扱われることも増えました。

昔は“ちょっと古いトヨタ車”だったものが、今では「80年代JDM文化の象徴」みたいな存在になっているんです。
セリカXXの基本スペックと歴代モデル比較
セリカXXは、1978年から1986年まで販売されたトヨタのスペシャリティGTカーです。
大きく分けると、
- 初代:A40/A50型(1978〜1981年)
- 2代目:A60型(1981〜1986年)
この2世代が存在します。
同じ「セリカXX」という名前でも、実はキャラクターがかなり違うんですよね。
初代は“高級GT寄り”、2代目は“スポーティGT寄り”というイメージを持つと分かりやすいです。
初代A40/A50型の特徴
初代セリカXXは、今見るとかなり“アメリカを意識したGTカー”です。
ベースとなったセリカリフトバックよりも全長を伸ばし、直列6気筒エンジンを搭載。
当時としてはかなり豪華な内装や装備が与えられていました。
特に有名なのが、バーガンディー系の高級感あるインテリアですね。
今で言う“ラグジュアリークーペ”のような雰囲気で、後のハイソカーブームにも繋がっていきます。
また、フロントグリルにはトヨタ2000GTを思わせるデザイン要素もあり、「GTカーとしての特別感」をかなり意識していたことが分かります。
2代目A60型の特徴
そして現在、特に人気が高いのが2代目A60型です。
この世代で、セリカXXは一気に“80年代スポーツGT”らしく進化しました。
最大の特徴は、やはりリトラクタブルヘッドライトですね。
低く鋭いウェッジシェイプ(くさび形)ボディとの組み合わせが非常に未来的で、当時の少年たちをかなり刺激しました。
さらに、デジタルメーターやナビコンなど、当時最先端だった電子装備も積極的に採用されています。
今見ると少しレトロなのに、どこか未来感がある。
この“昭和SF感”みたいな雰囲気が、A60型の大きな魅力なんです。
また、走りの方向性も初代よりスポーティになりました。
特に1G-GEU搭載の2000GTツインカム24は、高回転まで気持ちよく回る直6として非常に人気があります。
セリカXX主要スペック一覧
| 項目 | 初代 A40/A50型 | 2代目 A60型 |
|---|---|---|
| 販売期間 | 1978〜1981年 | 1981〜1986年 |
| 駆動方式 | FR | FR |
| 主なエンジン | M-EU / 4M-EU | 1G-GEU / 5M-GEU |
| 特徴 | 高級GT路線 | スポーティGT路線 |
| デザイン | クラシカルGT | ウェッジシェイプ+リトラ |
| 人気傾向 | 希少価値重視 | 現在の主力人気モデル |
初心者が混同しやすいポイント
セリカXXを調べ始めると、初心者が混乱しやすいポイントがいくつかあります。
まず多いのが、「普通のセリカと何が違うの?」という疑問です。
これは簡単に言うと、
- セリカ:4気筒スポーティカー
- セリカXX:直6GTカー
という立ち位置の違いがあります。
名前は似ていますが、キャラクターはかなり別物です。
また、「ソアラと何が違うの?」と思う人も多いですね。
ソアラは高級感重視のラグジュアリーGT寄りですが、セリカXXはもう少しスポーティ寄りです。
さらに、“GTカー”と“スポーツカー”も同じ意味ではありません。
GTカーは本来、「長距離を速く快適に移動する車」を指します。

そのため、セリカXXは“サーキット専用マシン”というより、「高速道路を気持ちよく流す大人のGT」という性格が強いんです。
セリカXXはなぜ人気?80年代GT文化の象徴だった
セリカXXが今でも“名車”として語られる理由は、単純に古いスポーツカーだからではありません。
むしろ重要なのは、「1980年代のGT文化を象徴する存在だった」という点です。
特にA60型は、“未来のスポーツカー像”を本気で形にしようとしていた時代の熱量が詰まっています。
だから今見ても、単なる懐かしさだけでは終わらない魅力があるんです。
フェアレディZ対抗として誕生した背景
1970年代後半、北米では日産フェアレディZ(Datsun Z)が大ヒットしていました。
「ロングノーズ・ショートデッキ」の美しいシルエットに、直列6気筒エンジン。
日本車なのに本格GTカーとして成立していたんですね。
そこでトヨタも、「北米で戦えるGTカー」を必要としていました。
その回答が、セリカXXです。
ベースは大衆向けスポーティカーのセリカでしたが、XXではホイールベースとフロントノーズを延長。
直6FRレイアウトを成立させ、“上級GTカー”へ進化させました。
つまりセリカXXは、単なる派生モデルではなく、「トヨタが本気でGT市場を狙った車」だったわけです。
なぜ“直列6気筒”が特別だったのか
今ではターボ4気筒が主流ですが、当時の“高級スポーツ”には直列6気筒が特別視されていました。
理由はシンプルで、とにかく滑らかなんです。
直6エンジンは構造的に振動バランスが優秀で、回転のフィーリングが非常に自然です。
アクセルを踏いた時の「スーッ」と回る感じは、4気筒とはかなり違います。
特にセリカXXの1G-GEUや5M-GEUは、“回して気持ちいい”タイプのエンジンとして人気がありました。
現代車のような爆発的な加速ではありませんが、機械が滑らかに回る気持ちよさがあるんですよね。
最近また直列6気筒が再評価されている理由については、こちらの記事でも詳しくまとめています。
A60型が今でも人気な理由
現在の中古市場で特に人気なのは、やはりA60型です。
理由はいくつかありますが、まず大きいのがデザインですね。
リトラクタブルヘッドライトに、低く鋭いウェッジシェイプ。
この組み合わせは、まさに“80年代未来カー”そのものです。
しかも中身は直6FR。
今の安全基準や燃費規制では、まず出てこない組み合わせなんですよ。
さらにA60型は、当時のハイテク装備も魅力でした。
- デジタルメーター
- クルーズコンピューター
- ナビコン
など、1980年代としてはかなり先進的です。
今見ると少しレトロですが、その“未来を夢見ていた時代感”が逆に刺さるんですよね。
今の中古価格が高騰している理由
ここ数年、セリカXXの中古価格はかなり上昇しています。
特に状態の良いA60型やMT車は、数百万円クラスで取引されることも珍しくありません。
背景にあるのは、主にこの3つです。
- 海外JDM人気の拡大
- 流通台数の減少
- フルノーマル車の希少化
特に北米では、“80年代日本車”そのものの価値が急上昇しています。
しかもセリカXXは、後のスープラへ繋がる重要モデル。
「スープラ以前の原点」というストーリー性まで加わるので、コレクター人気も高いんです。
国産スポーツカー全体の高騰理由については、こちらの記事でも詳しく触れています。
ただし注意したいのは、「高い=全部価値がある」ではないことです。
旧車は状態差が非常に大きく、同じセリカXXでも価値が全然違います。

特にサビや修復歴、改造履歴は価格に大きく影響するので、“名前だけで飛びつかない”のはかなり重要ですね。
セリカXXの走りは“速さ”よりGT感が魅力
セリカXXを語るうえで面白いのは、「絶対的な速さ」だけで評価されていないことです。
もちろん当時としては高性能でした。
ただ、この車の本質は“タイムを削るスポーツカー”というより、「長距離を気持ちよく走るGTカー」にあります。
実際に評価されているのも、直6の滑らかさや、高速巡航時の独特な雰囲気なんですよね。
1G-GEUと5M-GEUは何が違う?
セリカXXで特に人気なのが、
- 1G-GEU(2.0L DOHC)
- 5M-GEU(2.8L DOHC)
この2種類の直列6気筒エンジンです。
ただ、両者はキャラクターがかなり違います。
まず1G-GEUは、“高回転型”です。
軽やかに回っていくフィーリングが特徴で、「回して楽しい直6」という表現がかなり合います。
特に5速MTとの組み合わせは今でも人気が高く、A60型を代表する存在ですね。
一方、5M-GEUは排気量が大きく、余裕あるトルク感が魅力です。
こちらは「力強くゆったり走るGTカー」という印象が強め。
高速道路を流している時の余裕感は、今の小排気量ターボ車とはまた違う味があります。
現代車みたいな鋭いレスポンスではないんですが、“大きなエンジンをゆっくり回して走る気持ちよさ”があるんです。
現代車にはない運転フィール
セリカXXは、今のスポーツカーと比べるとかなりアナログです。
だからこそ、「機械を運転している感覚」が強く残っています。
例えば、ステアリング。
今の電動パワステ車みたいに軽くクイックではありません。
低速では少し重さがありますし、切り始めにも独特の粘りがあります。
でも、その分だけフロントタイヤの接地感が分かりやすいんですよね。
さらに、ロングノーズ特有の“先端が遠い感覚”もあります。
これがGTカーらしい雰囲気をかなり強くしているポイントです。
現代車は運転しやすさ重視で視界感覚がコンパクトになっていますが、セリカXXは「大きな車を操っている感覚」がしっかり残っています。
ここは好みが分かれる部分ですが、ハマる人はかなりハマります(笑)
初心者でも乗れる車なのか?
結論から言うと、“旧車としては比較的乗りやすい部類”です。
直6FRというと怖そうに感じるかもしれませんが、セリカXXはピーキーな車ではありません。
むしろGTカー寄りなので、落ち着いた性格です。
ただし、現代車感覚で乗ると戸惑う部分はあります。
- ブレーキ性能
- ボディ剛性
- 電子制御の少なさ
- 夜間ライト性能
- 旧車特有の匂いや振動
このあたりは現代車より確実に古さがあります。
特に雨の日は、今のスポーツカーほど安心感はありません。
ABSや横滑り防止制御に慣れていると、「全部ドライバー次第なんだな…」と実感します。
でも逆に言えば、“運転している感覚”はかなり濃いです。
そこに魅力を感じる人なら、かなり楽しい車だと思います。
80スープラとの違い
セリカXXと80スープラは、同じ“直6トヨタGT”でも性格がかなり違います。
セリカXXはGT寄り。
80スープラはスポーツ寄りです。
80スープラはボディ剛性も高く、エンジン性能も本格派で、「走りの速さ」をかなり重視しています。
一方、セリカXXはもっと“雰囲気を楽しむ車”に近いんです。
だから、「最速が欲しい」という人より、
- 80年代デザインが好き
- 直6のフィーリングを味わいたい
- GTカー文化が好き
- 旧車の空気感を楽しみたい
こういう人に向いています。
80スープラについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
セリカXXのメリット・デメリット
セリカXXは、今の車ではまず味わえない魅力を持っています。
ただし同時に、“旧車だからこその現実”もしっかりあります。
ここを理解せずに憧れだけで買うと、「思ってたのと違った…」になりやすいんですよね。
逆に言えば、特徴を理解してハマる人にはかなり特別な1台になります。
セリカXXのメリット
まず最大の魅力は、やはりデザインです。
特にA60型のリトラクタブルヘッドライト+ウェッジシェイプは、今見てもかなり個性的です。
現代車は安全基準の関係でボディ形状が似やすいですが、セリカXXは“時代の自由さ”がそのまま形になっています。
さらに、直列6気筒FRという構成も大きな魅力です。
最近ではこのレイアウト自体がかなり希少になっていて、「昔ながらのGTカー感」を味わえる車は本当に減りました。
実際、セリカXXは速さ以上に“所有感”が強い車です。
- ガレージに置いた時の存在感
- 夜にリトラを開ける瞬間
- 直6の始動音
- ロングノーズ越しの視界
こういう“体験そのもの”に価値があります。
また、「スープラの原点」というストーリー性も大きいですね。
単なる旧車ではなく、トヨタGTカー史の重要モデルとして見られているので、JDM好きからの評価も高いです。
旧車維持では、ボディ保護や樹脂ケアもかなり重要です。
特にセリカXXのような年代車は、洗車後の簡易コーティングだけでも見た目の維持に差が出ます。
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セリカXXのデメリット
一方で、当然ながらデメリットもあります。
まず避けて通れないのが、部品問題です。
40年以上前の車なので、純正新品部品が普通に出る時代ではありません。
特に注意したいのは、
- 内装部品
- ゴム類
- 電装部品
- リトラ関連
- 外装トリム
このあたりですね。
機関系は流用や社外部品で何とかなるケースもありますが、内装系は「壊れたら探すしかない」ことも珍しくありません。
また、燃費も現代車基準ではかなり厳しめです。
街乗り中心だと、ハイブリッド車に慣れている人はびっくりすると思います(笑)
さらに、サビ問題もかなり重要です。
特に下回りやフェンダー周辺は、見た目以上に進行しているケースがあります。
旧車では「外装が綺麗=状態良好」とは限らないので注意したいですね。
向いている人・向いていない人
セリカXXは、かなり“趣味性が強い車”です。
だからこそ、向いている人と向いていない人がはっきり分かれます。
まず向いているのは、
- 80年代車が好き
- GTカー文化が好き
- 直6サウンドを楽しみたい
- 旧車維持そのものを楽しめる
- 速さより雰囲気を重視する
こういうタイプの人です。
逆に向いていないのは、
- 故障リスクを極力避けたい
- 毎日通勤で使いたい
- 最新快適装備が欲しい
- コスパ重視
- 「とにかく速い車」が欲しい
こういう場合ですね。
特に、“現代車の便利さ”を期待するとギャップは大きいです。
でも逆に、その不便さ込みで愛せる人には、かなり特別な車になります。

「性能だけじゃ測れない魅力」が、セリカXX最大の価値なのかもしれません。
セリカXX中古購入で注意するポイント
セリカXXは、今では“気軽に買う旧車”というより、「状態を見極めて選ぶコレクター寄りの車」になっています。
特にA60型は人気が高く、同じ車種でも個体差がかなり激しいんですよね。
だからこそ、「安いから買う」はかなり危険です。
価格より“状態”を優先したほうが、結果的に満足度は高くなりやすいです。
現在の中古相場
現在のセリカXX中古市場では、A60型が中心になっています。
特に人気なのは、
- 2000GT ツインカム24
- 2800GT
- 5速MT車
- 純正フルノーマル車
このあたりですね。
状態が良い個体だと、400〜500万円を超えるケースもあります。
ただし、これは“綺麗なら全部高い”という話ではありません。
旧車市場では、
- サビ状態
- 修復歴
- 純正度
- 整備履歴
- エンジン状態
この差で価値が大きく変わります。
逆に、安すぎる個体は「あとから修理費で泣く」ケースも普通にあります。
旧車は購入価格より、“維持前提で考える”のがかなり大事なんです。
絶対チェックしたい故障ポイント
セリカXXで特に注意したいのは、まずサビです。
特に下回りやフェンダー内側は、外から見えない場所で進行していることがあります。
旧車では「見た目ピカピカ」でも安心できません。
リフトアップ確認できるなら、かなり理想です。
また、A60型ではリトラクタブルヘッドライトの動作不良も定番ですね。
モーターや配線系の劣化で、開閉が不安定になることがあります。
さらに、電装系も重要です。
- デジタルメーター不良
- エアコン故障
- パワーウィンドウ不調
- 接触不良
このあたりは年式的に避けづらい部分です。
あと意外と見落とされやすいのが、ダッシュボード割れですね。
80年代車は紫外線ダメージをかなり受けていることが多く、交換部品も簡単には出ません。
「古いから仕方ない」で済む部分と、「修復困難」な部分を分けて考えるのが大切です。
避けたほうがいい個体
初心者が特に注意したいのは、“安い改造車”です。
もちろん丁寧に作られたカスタム車もあります。
ただ、旧車は長い歴史の中で改造・放置・仕様変更を繰り返しているケースが多いんですよね。
特に、
- 配線加工が雑
- 整備履歴不明
- 長期放置歴あり
- サビ隠し塗装
- エンジン載せ替え履歴不明
こういった個体は、後からトラブル化しやすいです。
セリカXXは“今ある個体を維持していく時代”に入っているので、「ベース状態の良さ」がかなり重要なんです。
初心者は専門店購入が安全
もし旧車購入に慣れていないなら、専門店系のほうが安心感はあります。
理由はシンプルで、セリカXXは“普通の中古車知識”だけでは判断しづらいからです。
特に旧車専門店だと、
- 部品流通の知識
- 弱点の把握
- 修理ネットワーク
- 旧車特有の整備ノウハウ
この差がかなり大きいです。
また、最近は旧車でも快適性を少し modern 化する人が増えています。
例えば、スマホ連携できるディスプレイオーディオを追加するだけでも、普段使いの快適さはかなり変わります。
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もちろん純正オリジナル重視派もいますが、“快適に長く乗る”方向のカスタムも、今の旧車文化ではかなり一般的です。
中古スポーツカー全般のチェックポイントについては、こちらの記事でも詳しくまとめています。
セリカXXは“80年代GT文化の象徴”だった
セリカXXを今見ると、「昔のスポーツカー」と感じる人もいるかもしれません。
でも実際には、“1980年代という時代そのもの”を強く映している車なんです。
当時は、日本車が世界的に勢いを持ち始めた時代でした。
その中でセリカXXは、「未来的で、高性能で、しかも高級感もあるGTカー」という、“当時の憧れ全部乗せ”みたいな存在だったんですよね。
ソアラやZと何が違ったのか
同じ時代には、ソアラやフェアレディZといった人気GTカーも存在していました。
ただ、それぞれ方向性が少し違います。
まずソアラは、“高級GT”色がかなり強めです。
豪華内装や快適性重視で、「速さよりラグジュアリー」が軸でした。
一方フェアレディZは、もっとスポーツ寄りです。
特にZ31は、“GTカーでありながらスポーツ性能も強い”タイプでした。
その中でセリカXXは、ちょうど中間くらいなんですよね。
- ソアラほどラグジュアリーすぎない
- Zほど尖りすぎない
- でも直6GTらしい特別感は強い
この絶妙な立ち位置が、今でも独特な魅力として残っています。
同時代GTカーとして有名なソアラについては、こちらでも詳しく解説しています。
今の車では味わえない魅力
セリカXXに乗ると、現代車との“価値観の違い”をかなり感じます。
今の車は、とにかく効率的です。
静かで、安全で、速くて、燃費もいい。
でもセリカXXは、そういう合理性とは少し違う場所にあります。
例えば、エンジン音。
今の車みたいに完全に遮音されていないので、直6の回転感がかなり伝わってきます。
振動もありますし、匂いも少し機械っぽい。
でも、その“機械感”が逆に気持ちいいんですよね。
さらに、リトラクタブルヘッドライト。
ボタン一つで「ウィーン」と開くあの感じは、完全にロマン装備です(笑)
今の車では安全基準的に消えてしまいましたが、だからこそ特別感があります。
セリカXXは、“便利だから乗る車”ではなく、「この雰囲気が好きだから乗る車」なんです。
なぜ“名車”として語り継がれるのか
結局のところ、セリカXXが今も評価されている理由は、“数字では測れない魅力”が強いからだと思います。
もちろんスペック面でも当時は高性能でした。
でも、それ以上に大きいのが、
- スープラへ繋がる歴史
- 80年代デザイン文化
- 直6GTという希少性
- 未来感あるハイテク装備
- 今では作れないシルエット
こういった“時代性そのもの”なんですよね。
だからセリカXXは、単なる旧車としてだけでなく、「1980年代トヨタGT文化の象徴」として語られています。
特にA60型は、今見ても一瞬で“あの時代の車”と分かる強烈な個性があります。
それって、実はかなりすごいことなんです。
時代が変わっても埋もれないデザインと存在感。

それこそが、セリカXXが“名車”と呼ばれ続ける最大の理由なのかもしれません。
まとめ|セリカXXは“スープラ以前”だからこそ価値がある
セリカXXは、単なる“昔のスポーツカー”ではありません。
むしろ、「後のスープラへ繋がる原点」であり、1980年代GT文化を象徴する存在です。
特にA60型は、
- リトラクタブルヘッドライト
- ロングノーズ
- 直列6気筒FR
- 80年代ハイテク装備
といった、“今では作れない要素”が凝縮されています。
だからこそ、現代の高性能スポーツカーとは違う価値があるんですよね。
もちろん、旧車なので維持は簡単ではありません。
部品問題やサビ、電装トラブルなど、現代車感覚では付き合えない部分もあります。
でも逆に、その手間も含めて「この車を所有している」という満足感はかなり特別です。
特にセリカXXは、“速さ”より“雰囲気”を楽しむ車です。
直6の滑らかさや、夜にリトラを開ける瞬間、80年代独特の未来感。
そういう「数字にできない魅力」が、この車には詰まっています。
もしあなたが、
- 80年代JDMが好き
- GTカー文化に惹かれる
- スープラのルーツを知りたい
- 現代車にはない個性を求めている
なら、セリカXXはかなり刺さる1台になると思います。
逆に、“便利で速い車”を求めるなら、現代スポーツカーのほうが間違いなく快適です。
でも、「この時代にしか存在しなかった空気感」を味わいたいなら、セリカXXには今でも唯一無二の価値があります。

そしてその魅力こそが、40年以上経った今でも“名車”として語り継がれる理由なのかもしれません。
よくある質問
- QセリカXXとスープラは同じ車ですか?
- A
完全に同じではありませんが、“スープラの前身モデル”という理解が近いです。
日本では「セリカXX」という名前でしたが、北米では当初から「Supra(スープラ)」として販売されていました。
そして1986年のA70型から、日本国内でも正式に「スープラ」へ統一されています。
つまり、80スープラや現行GRスープラのルーツをたどると、セリカXXに繋がるわけですね。
- QセリカXXは今でも維持できますか?
- A
維持自体は可能ですが、“普通の中古車感覚”では少し難しい部分があります。
特に注意したいのは、
- サビ
- 電装部品
- 内装パーツ
- ゴム類の劣化
このあたりです。
ただし、エンジン系は比較的情報も多く、旧車専門店やオーナーコミュニティも存在します。
「壊れない車」ではなく、“維持を楽しむ車”として考えると付き合いやすいですね。
- Q初心者が買うなら初代と2代目どちらがおすすめ?
- A
一般的には、A60型の2代目のほうが人気も高く、情報量も豊富です。
特に、
- リトラクタブルライト
- スポーティなデザイン
- 1G-GEU搭載車
このあたりは現在でも支持が強いですね。
一方で、初代はよりクラシックGT寄りなので、“渋い旧車感”を楽しみたい人向けです。







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