「FFスポーツなのに伝説?」
今の時代だと、スポーツカーといえばGR86やフェアレディZのようなFR車をイメージする人も多いですよね。
そんな中で、1980〜90年代のホンダ「CR-X」は、今でも異常なくらい熱く語られる存在です。
特にEF型のSiRは、中古価格が高騰しているだけでなく、「軽さの楽しさを知るならCR-X」と言われるほど根強い人気があります。
ただ、初めてCR-Xを知った人からすると、こんな疑問も出てくると思います。
- シビックと何が違うの?
- なぜ古いFF車がここまで評価されているの?
- “軽いだけ”でそんなに走りが変わるの?
- デルソルって別物なの?
実はCR-Xって、単純に「速い車」だったから人気になったわけではありません。
車体の軽さ、ショートホイールベース、高回転VTEC、そして“人が操っている感覚”の濃さ。
その全部が合わさって、今の車ではなかなか味わえない独特の楽しさを生み出していたんです。
私も初めてEF型CR-Xの走りを知った時、「あ、軽い車ってこんなに気持ちいいんだ…」と驚きました。
数字だけを見ると現代スポーツカーほどのパワーはありません。でも、ハンドルを切った瞬間の反応や、VTECに切り替わった時の高揚感は、今でも強烈な魅力があります。
今回は、そんなホンダCR-Xがなぜ“伝説のFFスポーツ”と呼ばれるのかを、シビックやインテグラとの違いも含めながら整理していきます。
CR-Xは“軽さで走るFFスポーツ”だった
CR-Xはどんな人に刺さる車?
ホンダCR-Xをひと言で表すなら、「軽さを楽しむためのスポーツカー」です。
現代のスポーツカーは、300psオーバーや電子制御満載のモデルも珍しくありません。でもCR-Xは、その真逆とも言える存在でした。
大パワーで押し切るのではなく、軽い車体をヒラヒラ動かして走る。そんな“人が操る楽しさ”を前面に出した車なんです。
特に刺さるのは、こんなタイプの人ですね。
- 馬力より運転の気持ちよさを重視したい人
- 軽快なハンドリングが好きな人
- 高回転NAエンジンに魅力を感じる人
- ホンダ黄金期のVTEC車に憧れがある人
逆に、「静かで快適なGTカーが好き」「高速巡航をラクにしたい」という人だと、少しキャラクターが尖りすぎて感じるかもしれません。
なぜ今でも伝説扱いされるのか
CR-Xが今でも特別扱いされる理由は、単純な速さだけではありません。
むしろ、多くの人が惹かれているのは“反応の鋭さ”です。
例えばEF型CR-X SiRは、1,000kgを切る軽量ボディに160psのB16A VTECエンジンを搭載していました。
今の基準で見ると、160psという数字自体はそこまで突出していません。でも、車重がとにかく軽いので、アクセル操作に対する反応が非常に鋭いんです。
しかもホイールベースが短いため、コーナーでは「クルッ」と向きを変える感覚があります。
これが、当時の人たちから「ゴーカートみたい」と表現された理由ですね。
さらに、高回転まで回るVTECエンジンもCR-X人気を支える大きな要素でした。
低回転では扱いやすく、回転を上げると一気にキャラクターが変わる。この“2段変身感”が、今でも多くのホンダファンを惹きつけています。
現代スポーツカーとの一番の違い
今のスポーツカーとCR-Xを比べると、一番違うのは「車との距離感」かもしれません。
現代の車は安全性能や快適性が大幅に進化しています。
その代わり、ボディは重くなり、電子制御も増えました。
もちろんこれは悪いことではありません。実際、現代スポーツカーの速さや安定感は本当にすごいです。
ただ、CR-Xには“機械を直接操っている感覚”があります。
アクセルを踏けば軽い車体がスッと前へ出る。ハンドルを切れば即座に向きが変わる。ブレーキを踏けば車重の軽さがそのまま減速感につながる。
このダイレクトさは、今の車ではなかなか味わいにくい部分です。

だからこそCR-Xは、「速かった車」というより、「運転が楽しかった車」として今も語り継がれているんですね。
ホンダCR-Xの基本情報と歴代モデル比較
初代〜3代目までの違い
CR-Xは一括りで語られることが多いですが、実は世代ごとにかなり性格が違います。
特に「EF系」と「デルソル」は、同じCR-Xの名前を持ちながら方向性が大きく変わりました。
まず初代は、1983年に登場した「バラードスポーツ CR-X」です。
当時としてはかなり先進的なFFスポーツで、“小さくて軽いのに楽しい”というCR-Xの原点を作ったモデルでした。
そして1987年に登場したのが、今でも伝説扱いされるEF系です。
通称「サイバースポーツ」と呼ばれ、シャープなデザインや先進装備から強烈な存在感を放っていました。
この世代で、CR-Xは“軽量FFスポーツの完成形”と言われるほど高い評価を受けることになります。
その後、1992年には3代目となるEG系「CR-Xデルソル」が登場しました。
ただし、このモデルは従来のCR-Xとは少し違います。
軽快なスポーツ性よりも、オープンエアを楽しむスペシャリティカーとしての色が強くなったんですね。
なので、一般的に「CR-X最高傑作」と語られる時は、EF系を指していることが多いです。
EF系が特に人気な理由
CR-X人気の中心にいるのが、やはりEF型です。
特に後期型の「SiR」は、今でも中古市場で高値を維持しています。
理由はかなりシンプルで、“軽い・高回転・よく曲がる”が高次元でまとまっていたからです。
まず大きいのが、4輪ダブルウィッシュボーンサスペンションの採用です。
これはタイヤの接地性を高めやすいサスペンション形式で、当時のホンダはかなり力を入れていました。
今でもスポーツカーでは高性能サスペンションとして使われる形式ですね。
さらに1989年には、B16A型VTECエンジンを搭載したSiRが追加されます。
1.6L自然吸気で160psという数値は当時かなり衝撃的でした。
しかも車重は1トン未満。
現代の基準で見ると驚くほど軽く、この軽さがCR-X独特の“鋭さ”を生み出していました。
デルソルはなぜ評価が分かれる?
CR-Xデルソルは、評価がかなり分かれるモデルです。
理由は、従来のCR-Xとはコンセプトが大きく変わったからですね。
デルソル最大の特徴は、ルーフを収納できるオープントップ機構でした。
特に電動で開閉できる「トランストップ」は、当時かなり未来感のある装備だったんです。
ただ、その代わりに車重は増加しました。
ボディ剛性確保のため補強も必要だったので、EF系のような軽快感とは少し違う乗り味になっています。
なので、デルソルを「劣化CR-X」と見ると少し違います。
むしろ、“オープンスポーツとして進化した別方向のCR-X”と考えた方がしっくりきますね。
CR-X主要スペック一覧
| 世代 | 型式 | 特徴 | 車重 | 代表エンジン |
|---|---|---|---|---|
| 初代 | AF/AS型 | FFライトウェイトの原点 | 約800kg台 | 1.5L SOHC |
| 2代目 | EF型 | VTEC搭載・軽量高性能 | 約820〜1,000kg | B16A VTEC |
| 3代目 | EG型(デルソル) | オープンスポーツ化 | 約1,100kg前後 | B16A VTEC |
こうして見ると、EF型だけ極端に軽いのが分かります。

この“軽さ”こそが、CR-Xという車を特別な存在にしている最大の理由なんです。
CR-Xはなぜ人気?シビックと違う魅力
シビックより“尖った車”だった
CR-Xはシビックをベースに作られた車ですが、性格はかなり違います。
シビックが“万能型”だとしたら、CR-Xはかなり“趣味寄り”です。
例えばシビックは、普段使い・実用性・乗りやすさまでバランス良くまとめられていました。
一方でCR-Xは、「運転を楽しむこと」を優先しています。
特に象徴的なのが、後席ですね。
CR-Xのリアシートはかなり狭く、当時から「ワンマイルシート」と呼ばれることもありました。
つまり、“長距離は厳しいけど短距離なら座れる”くらいの割り切りだったんです。
今の感覚だとかなり尖っていますよね。
でも、その割り切りがあったからこそ、低いルーフラインやコンパクトなボディ、軽量化が成立していました。
実用性を多少犠牲にしてでも、“運転の楽しさ”へ振り切った。
これが、CR-Xがシビックとは別物として愛される理由なんです。
ショートホイールベースの効果
CR-Xの独特な走りを語る上で欠かせないのが、ショートホイールベースです。
ホイールベースとは、前輪と後輪の間の長さのこと。
CR-Xはシビックよりこの距離が短く、車全体がギュッと凝縮されたような設計になっていました。
この構造によって、ハンドルを切った時の反応が非常に鋭くなります。
特にワインディングでは、“鼻先がスッと入る感覚”がありますね。
よく「ヒラヒラ走る」と表現されるのも、この軽量ボディとショートホイールベースの組み合わせによるものです。
ただし、メリットばかりではありません。
直進安定性は長いホイールベースの車よりやや落ちやすく、高速道路では少し落ち着きのなさを感じる人もいます。
なのでCR-Xは、「高速GTカー」というより、“峠や一般道で楽しい車”という表現がかなり似合います。
「FFなのに楽しい」と言われた理由
今でこそFFスポーツは珍しくありませんが、CR-Xが登場した当時は、「スポーツカー=FR」という考え方がかなり強い時代でした。
その中でCR-Xは、「FFでもこんなに楽しい車が作れるんだ」と多くの人に衝撃を与えたんです。
理由の一つが、FFならではのトラクション性能です。
FFは駆動輪の上にエンジンが載っているため、加速時に前輪へしっかり荷重がかかります。
特に軽量なCR-Xでは、そのメリットがかなり分かりやすく出ていました。
さらに車重が軽いので、タイヤやブレーキへの負担も比較的小さく、車全体の動きが軽快です。
結果として、「絶対的な速さ」よりも、“走らせる楽しさ”が際立つ車になっていました。
実際、今でもFFスポーツの名車としてCR-Xを挙げる人はかなり多いです。
FRや4WDとは違う、“軽快なFFスポーツ”というジャンルを確立したこと。

それが、CR-Xが今も特別視される大きな理由の一つなんですね。
CR-Xの走りは今の車と何が違う?
軽さがもたらす“気持ちよさ”
CR-Xの走りをひと言で表すなら、「全部が軽い」です。
アクセルを踏んだ時、ブレーキを踏んだ時、ハンドルを切った時。
どの操作にも“車重の軽さ”がそのまま反応として返ってきます。
例えば現代のスポーツカーは、安全装備や高剛性ボディのおかげでかなり安定しています。
その代わり、どうしても車重は重くなりがちです。
一方、EF型CR-Xは1トンを切る軽量ボディ。
この軽さによって、加速時はスッと前へ出ますし、ブレーキングでも慣性の少なさを感じやすいんです。
特に面白いのがコーナリングですね。
大パワーで無理やり曲がるというより、「車そのものが軽いから自然に向きが変わる」という感覚があります。
だからCR-Xは、“速さ”というより“気持ちよさ”で語られることが多いんです。
VTECの切り替わりが生む高揚感
CR-X SiRを語るなら、やっぱりVTECは外せません。
VTECは、ホンダ独自の可変バルブ機構です。
低回転では扱いやすく、高回転になると一気にエンジンの性格が変わるのが特徴ですね。
特にB16A型エンジンは、“高回転型NAエンジンの名作”として今でも有名です。
一定回転を超えた瞬間、吸気音や加速感が変化して、「ここから本番ですよ」と車が急にやる気を出してくる感じがあります。
この感覚がクセになるんですよね。
最近のターボ車は低回転から強いトルクが出るので速さは圧倒的です。
でも、回して楽しいという意味では、こういうNA VTEC特有の魅力は今でも根強い人気があります。
初心者でも楽しめる?扱いにくい?
CR-Xは見た目や時代背景から、「かなり危ない車なのでは?」と思われることがあります。
でも、実際はそこまで極端なピーキーさはありません。
特にFFレイアウトなので、FRスポーツのように急激にリアが滑るタイプではなく、基本的には素直です。
そのため、「昔のスポーツカーの中では比較的扱いやすい」と感じる人も多いですね。
ただし、注意点もあります。
車体が軽く、ホイールベースも短いため、操作に対する反応がかなりクイックです。
つまり、雑に運転すると動きが落ち着かない。
逆に丁寧に操作すると、すごく気持ちよく走ってくれる車なんです。
だからCR-Xは、“誰でも速く走れる車”というより、“運転の上達が楽しい車”に近いかもしれません。
「軽い車=危険」は本当?
CR-Xのような軽量車を語ると、「軽い車って危なくない?」という話もよく出ます。
これは半分正解で、半分誤解です。
確かに現代車と比べると、安全装備や衝突安全性能は大きく違います。
特に1980〜90年代の車なので、今の基準で見ると不利な部分はあります。
ただ、“軽い=危険”と単純化するのも少し違います。
軽い車は慣性力が小さいので、止まりやすく、曲がりやすいというメリットもあります。
つまり、危険かどうかは車重だけでは決まりません。
大事なのは、その車の特性を理解して運転することです。
CR-Xは、現代車のような電子制御で守ってくれるタイプではありません。

でもその分、“運転している実感”を強く味わえる車でもあるんです。
CR-Xのメリット・デメリット総まとめ
CR-Xのメリット
CR-Xが今でも愛されているのは、単純に“古い名車だから”ではありません。
実際に乗った時の感覚に、今の車とは違う魅力があるからです。
特に大きなメリットは、次のような部分ですね。
- 軽量ボディによる軽快なハンドリング
- VTEC高回転エンジンの気持ちよさ
- コンパクトで扱いやすいサイズ感
- 今では珍しい尖ったデザイン
- “操っている感覚”が濃い
中でもやはり、“軽さ”の恩恵はかなり大きいです。
例えば現代スポーツカーは、速くても「車が勝手に上手く走ってくれる感覚」が強いモデルもあります。
一方でCR-Xは、ドライバーの操作がそのまま動きにつながります。
だから上手く走れた時の満足感がすごく大きいんです。
また、デザイン面でも独特ですね。
低いルーフ、短いリア、コーダトロンカ形状のリア周り。
今見てもかなり個性的で、「一発でCR-Xと分かる車」になっています。
CR-Xのデメリット
ただし、もちろん良い部分ばかりではありません。
特に今の時代に乗る場合、“古いスポーツカーであること”はしっかり理解しておく必要があります。
代表的なデメリットはこちらです。
- 実用性がかなり低い
- 後席が非常に狭い
- 静粛性や快適性は現代車に劣る
- 部品供給の問題がある
- 経年劣化リスクが大きい
特に初心者が驚きやすいのが、“古いホンダ車は意外とボディが疲れている”という点ですね。
サビやブッシュ劣化、内装の傷みなどは、30年以上前の車なら珍しくありません。
さらに、快適性も現代車とはかなり違います。
ロードノイズは大きめですし、高速道路では落ち着きのなさを感じる人もいます。
なので、「昔の車=全部楽しい」と理想化しすぎると、ギャップに驚く可能性があります。
「憧れだけ」で買うと後悔する人
CR-Xは間違いなく魅力的な車です。
でも、“誰にでもおすすめできる万能車”ではありません。
例えば、こんなタイプの人は少し慎重に考えた方がいいかもしれません。
- 最新の安全装備を重視したい人
- 静かで快適な移動を求める人
- ファミリーカーとして使いたい人
- 故障リスクを極力避けたい人
逆に、「多少不便でも運転が楽しい車が欲しい」という人には、かなり刺さります。
特に、“車を操作している感覚”を重視する人には、今でも唯一無二の魅力がありますね。
実際、現代のスポーツカーを色々経験した人ほど、「結局こういう軽い車が面白い」とCR-Xへ戻ってくるケースもあります。
快適性や便利さでは現代車に勝てません。

でも、“運転の濃さ”という意味では、今でもかなり特別な存在なんです。
CR-X中古車の価格高騰と購入時の注意点
EF8 SiRが高騰している理由
最近のCR-X中古市場を見ると、「え、こんなに高いの!?」と驚く人も多いと思います。
特にEF8 SiRは、状態の良い個体だとかなり高額です。
理由はいくつかありますが、一番大きいのは“代わりが存在しない車”だからですね。
まず、1トン未満の軽量ボディに高回転VTECを組み合わせたFFスポーツという時点で、現代ではかなり希少です。
さらに、1990年代ホンダ車は海外人気も非常に高く、いわゆるJDMブームの影響を強く受けています。
特に北米では、「ホンダ黄金期の名車」として高く評価されているんです。
加えて、現存台数も減っています。
昔は比較的手頃な中古スポーツとして扱われていたため、改造ベースやサーキット用途に使われた個体も多く、状態の良いノーマル車が少なくなりました。
つまり今のCR-X市場は、“人気が上がった”というより、“良個体が残っていない”ことも価格高騰の理由なんですね。
中古で注意すべきポイント
CR-Xを中古で探すなら、まず「年式相応の劣化」を前提に考えることが大切です。
特に注意したいポイントはこちらです。
- サビの進行
- 修復歴の有無
- 改造履歴
- 足回りブッシュの劣化
- エンジンオイル管理状態
中でもサビはかなり重要ですね。
下回り、リアフェンダー周辺、ジャッキポイントなどはしっかり確認したい部分です。
特に雪国使用歴がある個体は要注意。
見た目がキレイでも、下回りがかなり進行しているケースがあります。
また、過去の改造内容も重要です。
CR-Xはチューニングベースとして人気だったので、過激な走行をされていた可能性もあります。
極端なローダウン、溶接デフ、雑な配線処理などは、後々トラブルの原因になりやすいですね。
「安いから」という理由だけで飛びつくと、修理費でかなり苦労する可能性があります。
初心者はどのグレードを狙うべき?
「やっぱりSiR一択?」と思われがちですが、初心者の場合は少し冷静に考えた方がいいです。
もちろんB16A搭載のSiRは魅力的です。
ただ、その分価格もかなり高騰しています。
しかも人気グレードほど、過去にハードな使われ方をしている可能性もあります。
なので、中古CR-X選びでは“グレードより状態優先”がかなり大事です。
例えば、多少グレードが低くても、
- サビが少ない
- 整備履歴が残っている
- 無理な改造がされていない
- 純正部品が残っている
こういう個体の方が、長く安心して乗れるケースは多いですね。
逆に、“フルノーマルだから安心”とも限りません。
長期放置されていた車両だと、ゴム部品や燃料系がかなり劣化していることもあります。
旧車は「何が交換されているか」の方が重要だったりするんです。
今から買う価値はある?
CR-Xは、コスパだけで選ぶ車ではありません。
維持の手間もありますし、快適性だけなら現代車の方が圧倒的です。
それでも今なお人気なのは、“今では味わえない運転体験”があるからなんですよね。
特にEF型の軽快感やVTECのフィーリングは、現代の高性能車ともまた違う魅力があります。
なのでCR-Xは、「速い中古車が欲しい人」より、“運転そのものを楽しみたい人”に向いています。
もちろん、状態の良い個体は簡単には見つかりません。

でも、もし良いCR-Xに出会えたなら、“古い車だからこそ味わえる面白さ”をかなり濃く感じられるはずです。
CR-Xはどんな人におすすめ?
CR-Xが向いている人
CR-Xは、今の基準で見るとかなりクセのある車です。
でも、そのクセが“刺さる人には強烈に刺さる”タイプなんですよね。
特に向いているのは、こんな人です。
- 軽量スポーツの軽快感を味わいたい人
- VTECの高回転サウンドが好きな人
- 「速さ」より「運転の楽しさ」を重視したい人
- 今の車にはないアナログ感を求める人
- ホンダ黄金期の車に憧れがある人
CR-Xは、アクセル・ブレーキ・ステアリングの全部に対して反応がダイレクトです。
だから、「車を操っている感覚」を求める人ほどハマりやすいですね。
特にEF型は、“軽さそのものが武器”になっている珍しい車です。
最近のスポーツカーはパワーや電子制御で速くなっていますが、CR-Xは真逆。
軽いから楽しい。
この感覚に価値を感じる人には、今でもかなり魅力的な1台です。
向いていない人
一方で、誰にでもおすすめできる車ではありません。
例えば、次のような人は少し慎重に考えた方がいいかもしれません。
- 静粛性や快適性を重視したい人
- 長距離移動をラクにこなしたい人
- 家族で使う実用車を探している人
- 故障リスクを極力避けたい人
- 最新安全装備が必須な人
特に、“普通の車感覚”で乗ろうとするとギャップは大きいです。
ロードノイズは大きめですし、乗り心地も現代車ほど穏やかではありません。
さらに旧車なので、突然のトラブルリスクもゼロではないんです。
だからCR-Xは、「便利な車が欲しい人」より、“多少不便でも運転が楽しい車が欲しい人”向けですね。
今の時代にCR-Xへ乗る意味
今は速い車も、高性能な車もたくさんあります。
でもCR-Xには、“数字だけでは測れない魅力”があります。
例えば、軽いボディが動く感覚。
高回転まで回した時のVTECサウンド。
ステアリングを切った瞬間に向きが変わる反応。
こういう“運転そのものの楽しさ”が、CR-Xには詰まっているんです。
だから今でも、「一度乗ると忘れられない」と言う人が多いんですよね。
もちろん、維持には覚悟も必要です。
でも、今の車ではなかなか味わえない“アナログな楽しさ”を求めるなら、CR-Xは今でもかなり特別な存在だと思います。
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まとめ|CR-Xは“軽さの楽しさ”を極めた名車
CR-Xが今も語られる理由
ホンダCR-Xが今でも“伝説のFFスポーツ”として語られる理由は、単純なスペックだけではありません。
軽量ボディ、高回転VTEC、ショートホイールベース。
その全部が組み合わさることで、“運転そのものが楽しい車”になっていたんです。
特にEF型は、軽さによる反応の鋭さが本当に印象的でした。
アクセルを踏けば軽く前へ出る。ハンドルを切ればスッと向きが変わる。
今の車のような圧倒的パワーはなくても、「車を操っている感覚」がとても濃いんですよね。
現代では再現しにくい魅力とは
もちろん、現代スポーツカーの方が性能面では圧倒的に優れています。
安全性能、剛性、快適性、速さ。
どれを取っても進化しています。
ただ、その一方で車はどんどん重くなりました。
安全基準や装備増加を考えると、これは仕方のない流れです。
だからこそ、CR-Xのような“800〜900kg台の軽量スポーツ”は、今ではかなり貴重な存在になっています。
特に、電子制御に頼りすぎないダイレクトな操作感は、現代車ではなかなか味わえません。
この“軽さゆえの楽しさ”が、CR-X最大の魅力なんです。
CR-Xは“万人向けではない”からこそ刺さる
CR-Xは、決して万能な車ではありません。
快適性や実用性なら、現代車の方が圧倒的に優秀です。
でも、「運転が楽しい車に乗りたい」という人には、今でもかなり特別な存在だと思います。
特に、
- 軽快なハンドリングが好きな人
- 高回転NAエンジンに惹かれる人
- アナログな運転感覚を味わいたい人
こういう人には、かなり深く刺さる車ですね。
だからCR-Xは、“ただ速かったスポーツカー”ではありません。
「軽い車って、こんなに気持ちいいんだ」
そんな感覚を、今でも強く教えてくれる名車なんです。






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