🏎️ はじめに
SUVやEVがどんどん主流になっていく今、「本物のスポーツカー」ってこれからも生き残れるのかな?──そんな疑問を感じたこと、ありませんか?
その象徴的な存在が、ホンダのスーパースポーツ「NSX」です。1990年に登場した初代NSXは、日本の技術力と情熱を世界に示した名車でした。けれど時代は変わり、電動化や自動運転といった“静かな革命”が進む中で、NSXのような「心を震わせる車」が少なくなってきたのも事実です。
そして今、次世代NSXとして期待されていたEVモデルの開発が延期され、ファンの間では「NSXはもう終わってしまうの?」という不安の声も広がっています。
この記事では、そんなNSXの過去・現在・そしてこれからの未来を一緒にたどりながら、「スポーツカーがEV時代に生き残る意味」について考えていきます。ホンダというブランドが、どんな想いで次のステップを選ぼうとしているのか──。
走りを愛するあなたにこそ読んでほしい、“NSXという伝説”の物語、始めましょう。
🏆 第1章:初代NSXの誕生と“日本の誇り”
1990年、世界のスーパーカー業界に“革命児”が現れました。それが初代NSX(NA1)です。
当時、スーパーカーといえばフェラーリやランボルギーニなど、ヨーロッパ勢が完全に主役。そんな中でホンダは「日本の技術で、世界と本気で戦えるスーパーカーを作る」という挑戦を始めたのです。
NSXの哲学は、創業者・本田宗一郎さんの想いに根ざしています。彼が目指したのは“速さよりも、人を笑顔にする車”。つまり、ただのマシンではなく「人と機械が一体になる」体験を届けることでした。
そして、このプロジェクトにもう一人の伝説が加わります。そう、F1チャンピオンのアイルトン・セナです。セナは開発段階からNSXをテストし、「まだ柔らかい」と感じたシャシー剛性を50%強化するよう助言したと言われています。彼が鈴鹿サーキットで試作車を走らせる姿は、今でもホンダの象徴的なエピソードとして語り継がれています。
世界初のオールアルミモノコックボディ、ミッドシップV6エンジン、軽量かつ高剛性な設計──どれも当時の技術を大きく超えるものでした。結果として、NSXは「誰にでも乗りこなせるスーパーカー」として絶賛され、ドライバーズカーの新基準を作り出します。
「スピードよりも、安心して踏み込める楽しさ」。それこそが初代NSXが世界に示した新しい“走りの哲学”でした。
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深みのあるブルーが本物そっくりで、細部の造形も圧巻。ガレージやデスクに飾るだけで、あの時代の情熱が蘇ります。
⚙️ 第2章:第2世代NSX ― 技術の結晶と静かな終焉
初代NSXの生産が終わってから約10年──。2016年、ホンダはついに第2世代NSX(NC1)を世に送り出しました。
このモデルは、北米ではAcuraブランドとして展開され、「ハイブリッドスーパーカー」という新しいジャンルを切り拓きました。ミッドシップに配置されたV6ツインターボエンジンと、3つのモーターを組み合わせたスポーツハイブリッドSH-AWDシステム。これに9速DCTを組み合わせることで、まるでF1マシンのような俊敏なレスポンスを実現したのです。
アクセルを踏み込むと、電気モーターの力で瞬時にトルクが立ち上がり、エンジンがそれに呼応するように咆哮する──。その加速感はまさに電光石火。テクノロジーの結晶とも言える仕上がりでした。
でも一方で、こうした“完璧すぎる制御”が、ファンの間で少し寂しさを生んだのも事実です。「技術はすごいけど、心が震えない」「まるでコンピューターが運転しているみたい」といった声もありました。
初代が「人と機械の一体感」を追求したのに対し、2代目は「究極の安定と速さ」を求めた結果、熱量が少し薄れてしまったのかもしれません。技術的には文句なしの傑作でありながら、2022年、静かに生産終了となりました。
それでも、このNSX(NC1)は間違いなくホンダのエンジニアたちが魂を込めたマシン。機械美と先進性を融合させたその姿は、まさに21世紀の芸術品です。
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艶のあるベルリナブラックが放つ存在感は圧倒的。眺めているだけで、ホンダの“技術の美”が伝わってきます。
⚡ 第3章:次世代NSX EVの計画延期 ― なぜ止まったのか
第2世代NSXの幕が下りたあと、ファンの間ではこんな期待が高まっていました。
「次はフルEVで、あの伝説が帰ってくる──!」
実際、ホンダは2027〜2028年頃を目標に、次期NSX EVの開発を進めていました。対抗馬はTesla RoadsterやPorsche Taycan Turbo GT、そしてRimac Neveraといった、世界最高峰の電動スーパーカーたち。
「日本発のEVスーパーカー」として、ホンダのカーボンニュートラル戦略の象徴になるはずだったのです。
ところが──2024年に入り、その計画に“ブレーキ”がかかりました。
北米メディアの報道によれば、Acuraブランドの電動フラッグシップスポーツカー計画が延期される見込みであると、アメリカンHondaの副社長が明言したのです。
理由はいくつかあります。まず、市場のトレンド。ユーザーの関心はスポーツカーよりSUVへと移りつつあります。特に北米では、高価格帯の2ドアEVに対して“買い手の層が薄い”という現実がありました。
さらに、充電インフラの整備不足と高コストという課題。スポーツEVは開発費が膨大でありながら、販売台数が限られるため収益性が低く、ホンダとしても判断を迫られたのです。
その結果、ホンダは「現実的な選択」として、EVへの全面シフトを一旦見送り、ハイブリッド性能の進化に注力する方針を取ることになりました。
つまり、NSXのEV化は“中止”ではなく「延期」。ただし、当初の登場予定からは大きく後ろにずれ込む見通しです。
この決断は、単に1つのモデルの話ではありません。ホンダ全体の電動化戦略を見直す中で、「どんな形で夢をつなぐのか」というブランド哲学そのものに関わる重要な転換点でもあるのです。

もしかすると、NSXは再び“沈黙”の時期に入ったのかもしれません。でもそれは終わりではなく、次の夜明けに備える準備期間──そう考えたくなります。
🔧 第4章:ハイブリッドスポーツという“現実的な希望”
EV時代が本格的に始まろうとする今、「エンジンの鼓動を感じる車はもう消えてしまうの?」──そんな不安を抱くファンも少なくありません。
でも実は、ホンダにはまだ“別の道”が残されています。
それが、再びハイブリッドスポーツとしてNSXを蘇らせるという選択です。
なぜハイブリッドなのか? その理由はとてもシンプルです。
完全なEVでは得にくい「機械的な一体感」や「ドライバーの意思に応える感触」を残せるから。
実際、ホンダやAcuraはこれまでに、優れたハイブリッド技術を積み重ねてきました。
たとえば第2世代NSXで培ったSH-AWD(スーパーハンドリング・オールホイールドライブ)の制御技術、そしてRLXやMDXのSPORT HYBRIDシステムなど。これらの経験は、次のNSXに直結する大きな財産です。
さらに、最近の動きとしては新型Acura ADXやRDXのハイブリッドモデルが注目されています。
これらの車両には新世代の2.0Lターボ+デュアルモーター構成が採用される見込みで、駆動系には電動式クラッチトランスミッション(e-DCT)が組み合わされるとも噂されています。
もしこの技術が確立されれば、NSX復活への技術的な基盤はすでに整ったと言えるでしょう。
世界を見渡せば、Ferrari SF90 StradaleやMcLaren Arturaといったハイブリッドスーパーカーが次々に登場しています。
つまり、「ハイブリッド=妥協」ではなく、今では“進化の形”なのです。
ホンダが次のNSXに込めるべきものは、最先端技術でも豪華さでもありません。
必要なのは、初代が持っていた「人をワクワクさせる感情」。そして、その熱を次の時代にどうつなげるか──。
きっとホンダは、数字ではなく心を動かす車づくりをもう一度思い出してくれるはずです。

エンジン音がなくても、心を震わせる車は作れるのか? それを証明できるのは、NSXしかいないのかもしれません。
❤️ 第5章:NSXの本質とブランドの未来
時代がどれだけ変わっても、NSXの本質はひとつだけ。 それは「ドライバーと機械の間にある、たしかな“つながり”」です。
初代が教えてくれたのは、スーパーカーであっても扱いやすさと安心感を両立できるということ。 第2世代が示したのは、テクノロジーで誰もがF1のような走りを楽しめる未来でした。
そして、これからやってくる新しい時代──。 もしかすると、エンジン音は消え、AIが運転をサポートするようになるかもしれません。 でも、ハンドルを握った瞬間に感じる鼓動のような一体感さえ残っていれば、 その車は間違いなく“NSX”と呼べるはずです。
ホンダにとってNSXは、利益を生むためのモデルではなく、「夢をつなぐ存在」です。 だからこそ、次のNSXはたとえハイブリッドでもEVでもいい。 大切なのは「人をわくわくさせる車づくり」を忘れないこと。
EVが支配する未来でも、きっと誰かがこう言うでしょう。 「あのNSXに、また乗りたい」と。
その一言こそが、NSXという名が持つ最大の価値なのです。

ホンダがどんな未来を描こうと、NSXという名前には“人を動かす力”があります。 それは技術ではなく、想いでできているのかもしれません。
🧭 まとめ:EV時代におけるスポーツカーの存在意義
ホンダNSXは、ただのスーパーカーではありません。
それは日本の情熱と技術が融合した「夢の象徴」です。
初代は“人と機械の一体感”を追い求め、
二代目は“技術の極致”を体現しました。
そしてこれからのNSXは、「感性を未来へつなぐ車」として、新たな挑戦を迎えようとしています。
EVの波が押し寄せる今でも、スポーツカーには“生きる理由”があります。
それは、数字や性能を超えて「走る喜び」を教えてくれるから。
いつの時代も、ステアリングを握るときに感じる高揚感── その感覚を忘れない限り、NSXという名はきっと消えません。
ホンダが次に生み出すNSXが、また私たちの心を熱くしてくれる日を、楽しみに待ちましょう✨
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よくある質問
- QなぜNSXのEVモデルは延期されたの?
- A
主な理由は、開発コストの高さ・SUV市場の拡大・充電インフラ不足の3つです。
ホンダは現実的な判断として、まずはハイブリッド技術の進化を優先する方針を取りました。
- QNSXはもう復活しないの?
- A
完全な中止ではなく「延期」とされています。
次世代ハイブリッド技術が整えば、再び新しいNSXが登場する可能性は十分あります。
- QEVになってもNSXの魅力は残せる?
- A
はい、残せます。
エンジン音や振動がなくても、ステアリングフィールやレスポンスで「操る楽しさ」を再現できます。
大切なのは“ドライバーと車が心でつながる”設計思想を忘れないことです。


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