ローレルC35って、知っている人からすると「通好みの渋い車」って言われることが多いですよね。 でも一方で、「なんで評価されてるの?」「スカイラインの方が上じゃないの?」と感じる人も多いはずです。
実際、この車は発売当時そこまで目立つ存在ではありませんでした。 むしろ、スカイラインやチェイサーの影に隠れてしまっていた“地味なセダン”という印象の方が強かったと思います。
それなのに、今になって「隠れ名車」として再評価されているのはなぜなのか。 ここが一番気になるポイントですよね🙂
ローレルC35は、見た目やブランドだけでは分かりにくいですが、 中身をしっかり見ると“かなり本格的なFRスポーツベース車”です。
この記事では、
- なぜ当時は不人気だったのか
- なぜ今になって評価が上がっているのか
- スカイラインやチェイサーとの違い
- どんな人にハマる車なのか
このあたりを順番に整理していきます。
「速い車」ではなく、「分かる人には刺さる車」。 そんなローレルC35の本当の魅力を、一緒に紐解いていきましょう✨
ローレルC35は“スカイラインの性能を渋く乗れる車”
ローレルC35をひと言で表すなら、「スカイライン譲りの走りを、もっと落ち着いたセダンの姿で味わえる車」です。 ここが、この車を“隠れ名車”だと感じる人が多い理由なんですね。
「名車」と聞くと、どうしても派手さや分かりやすい速さを想像しがちです。 でもローレルC35の魅力は、そういうタイプとは少し違います。 見た目は上品で大人しいのに、土台にはしっかりFRスポーツの要素が入っている。 このギャップがたまらないわけです。
評価される理由を先にまとめると、ポイントは次の3つです。
- スカイライン譲りのシャシー性能
ただの快適セダンではなく、走りの基礎体力が高いです。 - RB25DETをはじめとする直6エンジンの魅力
当時の日産らしい、滑らかで伸びのあるフィーリングを味わえます。 - 派手すぎない外観と希少性
速そうに見せつけないのに、中身はしっかり本格派です。
逆にいうと、ローレルC35は「誰が見てもすごい」と伝わる車ではありません。 だから発売当時は目立ちにくかったですし、人気が爆発したタイプでもありませんでした。 ただ、時間がたってから中身の良さが見直される車って、こういうタイプが多いんです。 流行で選ばれた車というより、車好きがあとから価値に気づく車なんですよね。
ここで大事なのは、ローレルC35をスカイラインの“下位互換”として見ないことです。 たしかにスポーツイメージではスカイラインの方が強いです。 でもローレルは、走りの土台を共有しながら、静かさや落ち着き、大人っぽさを加えた別の魅力を持っています。

つまり、ローレルC35の評価は「スカイラインより速いから」ではありません。 スカイライン級の素質を、別の味で楽しめるから評価されているんです。 この感覚がピンとくる人には、かなり刺さる1台です。
なぜ当時は不人気だったのか
今でこそ評価されているローレルC35ですが、発売当時は正直そこまで注目されていませんでした。 ここを理解しておくと、「なぜ今になって評価が上がったのか」がすごく分かりやすくなります。
自社内競合に埋もれた立ち位置
一番大きな理由は、日産のラインナップの中でポジションがかなり微妙だったことです。
- スカイライン:スポーツの象徴
- セドリック・グロリア:高級セダン
- ローレル:その中間
こうして見ると分かる通り、「どっちのキャラなのか分かりにくい」んですよね。
スポーツが欲しい人はスカイラインへ行きますし、 高級感を求める人はセドグロを選びます。
ローレルは決して性能が低いわけではないのに、 “選ばれる理由が弱かった”というのが正直なところです。
セダン需要の低下という時代背景
もうひとつ大きいのが、時代の流れです。
1990年代後半はバブル崩壊後で、車の価値観も大きく変わりました。
- 維持費を抑えたい人が増えた
- コンパクトカーやミニバンが人気に
- 高級セダンの需要が減少
こうした流れの中で、「直6FRセダン」というローレルの立ち位置はどうしても不利になります。
性能が良くても、それを求める人自体が減っていたんですね。
速さで勝てない中途半端なイメージ
さらに当時は、ライバル車のキャラがかなり強烈でした。
- チェイサー:ドリフト最強クラス(ツアラーV)
- スカイライン:GT-Rの存在で圧倒的ブランド力
この2台に挟まれると、ローレルはどうしても地味に見えてしまいます。
しかも、スペック的にはRB25DETで十分高性能なのに、 「ローレル=落ち着いた車」というイメージが強く、 速い車として認識されにくかったのも大きいです。
結果として、
- スポーツ目的なら他に行く
- 高級目的でも他に行く
という流れになり、評価されにくい存在になってしまいました。
ただ逆に言うと、
「性能ではなくキャラの問題で埋もれていた車」
これがローレルC35の本質です。

だからこそ、後から見直したときに 「実はかなり良い車じゃないか」と再評価されるわけですね。
スカイライン譲りの本格FRシャシー
ローレルC35が再評価されている一番の理由は、ここです。 見た目は落ち着いたセダンなのに、中身はしっかりスポーツ寄りというギャップ。
この「中身」の正体が、スカイラインと共通するシャシー設計なんですね。
スカイラインと何が共通なのか
ローレルは昔から「スカイラインの兄弟車」と言われることが多いですが、 これは完全に同じ車という意味ではなく、基本設計を共有しているというニュアンスです。
具体的には、
- FRレイアウト(後輪駆動)
- サスペンション構造
- 走行安定性を重視した設計思想
こういった“走りの土台”がスカイラインとかなり近いんです。
なので、ただの快適セダンとは違って、 アクセルやハンドル操作に対する反応がとても素直です。
FRとマルチリンクがもたらす走りの違い
ここは少しだけ仕組みの話をすると、理解が一気に深まります。
ローレルC35は「FR(後輪駆動)」を採用しています。 これは前輪で曲がり、後輪で進む構造です。
この構造のメリットは、
- ハンドル操作が自然で分かりやすい
- コーナー中の姿勢が安定しやすい
- アクセルで車の向きを調整できる
といった“運転していて気持ちいい感覚”が出やすいことです。
さらにリアサスペンションにはマルチリンクが使われています。 これは簡単に言うと、タイヤがしっかり路面を捉え続けるための構造です。
結果として、
- コーナーで踏ん張る
- 段差でも安定する
- 無理な挙動が出にくい
という特徴が生まれます。
普通のセダンとの体感の違い
ここが一番重要なポイントです。
見た目だけで判断すると、ローレルは「普通のセダン」に見えます。 でも実際に走らせると、明らかに違いが出ます。
たとえばコーナーで比較すると、
- 一般的なFFセダン → 前に引っ張られる感覚
- ローレルC35 → 後ろから押し出される自然な旋回
この違いは、運転に慣れていなくても意外と体感できます。
特に分かりやすい判断基準としては、 コーナー中に車が安定しているかどうかです。
ローレルC35は、スピードを少し上げても挙動が破綻しにくく、 「余裕がある走り」を感じやすいです。

この“余裕感”こそが、 あとから乗った人に「これ、ただのセダンじゃないな」と思わせるポイントなんですよね。
RB25DETという完成されたエンジン
ローレルC35を語るうえで外せないのが、やっぱりRB25DETです。 このエンジンの存在が、車のキャラクターを一段引き上げています。
正直に言うと、ただ「280馬力だからすごい」という話ではありません。 むしろ大事なのは、どういうフィーリングで走るかなんです。
RB25DETのスペックと特徴
RB25DETは2.5Lの直列6気筒ターボエンジンで、当時の自主規制いっぱいの280PSを発揮します。
ただ、このエンジンの本当の魅力はスペック表では分かりにくい部分にあります。
- 直列6気筒特有の滑らかさ
- 回転が上までスーッと伸びる気持ちよさ
- ターボによる力強い加速
この3つが合わさることで、「速い」というより“気持ちよく加速する”感覚が強いです。
実際に乗ると、アクセルを踏んだときのスムーズさがかなり印象的で、 4気筒エンジンとは明らかに違う質感を感じます。
「馬力=速さ」ではないというポイント
ここは初心者がよく勘違いしやすいところです。
よく「280馬力=めちゃくちゃ速い」と思われがちですが、 実際の速さはそれだけでは決まりません。
重要なのは、
- トルク(どれだけ押し出す力があるか)
- 回転特性(どこでパワーが出るか)
- 車重とのバランス
RB25DETは特にトルクがしっかりしていて、 低〜中回転からグッと押し出してくれるタイプです。
なので、街乗りでも「踏めばちゃんと前に出る」安心感があります。
体感で分かる“いいエンジン”の基準
エンジンの良し悪しは、スペックよりも体感で判断した方が分かりやすいです。
RB25DETの場合、分かりやすいポイントはこのあたりです。
- 低回転でもスムーズに加速する
- 回転を上げてもストレスが少ない
- エンジン音にザラつきがない
特に直6は振動が少ないので、 「なんか気持ちいい」と感じやすいんですよね。
この感覚は数字では表せない部分ですが、 長く乗るほどじわじわ効いてきます。

だからこそローレルC35は、 「速い車」というより“乗って気持ちいい車”として評価されているんです。
スカイラインにはない渋さと実用性
ローレルC35の面白いところは、ここです。 走りのベースはスカイラインに近いのに、乗ったときの印象はまったく違います。
その違いを一言でいうと、「大人っぽさ」と「日常とのなじみやすさ」です。
外観とキャラクターの違い
まず見た目からして、方向性がはっきり分かれています。
- スカイライン:スポーティで主張が強い
- ローレル:落ち着いた高級セダン
ローレルは全体的に丸みがあって、威圧感も少なめです。 いかにも「速そう」という感じはありません。
でも、その分だけ日常に溶け込みやすいんですよね。
例えば、
- 通勤で乗っても違和感がない
- 家族を乗せても浮かない
- 駐車場でも目立ちすぎない
こういう「ちょうどいい存在感」は、意外と大きな魅力です。
速いのに目立たないという価値
ローレルC35の評価が高い理由のひとつに、 “速さを主張しないこと”があります。
スカイラインやスポーツカーは、どうしても見た目で性能をアピールしますよね。 それが魅力でもあります。
ただ、ローレルは違います。
一見すると普通のセダンなのに、 アクセルを踏めばしっかり加速するし、コーナーでも安定している。
この「分かる人にしか分からない感じ」が、好きな人にはかなり刺さります。
いわゆる“羊の皮をかぶった狼”に近い存在です。
実用性と走りのバランス
もうひとつ大きいのが、実用性とのバランスです。
スポーツカーだとどうしても、
- 乗り心地が硬い
- 室内が狭い
- 長距離が疲れやすい
といったデメリットが出やすいです。
その点、ローレルはセダンなので、
- 乗り心地が比較的マイルド
- 室内空間に余裕がある
- 長距離でも疲れにくい
こうした快適性をしっかり確保しています。
つまりローレルC35は、
「普段は快適、でも走ればちゃんと楽しい」
このバランスがすごく優れているんです。
スカイラインほど尖っていない代わりに、 日常と走りを無理なく両立できる。

この“ちょうどいい立ち位置”こそが、 あとから評価される理由のひとつになっています。
スカイライン・チェイサーとの違いを比較
ローレルC35を理解するうえで避けて通れないのが、この比較です。 「結局どれを選べばいいの?」という疑問は、多くの人が感じるポイントですよね。
ここではスカイラインとチェイサー、それぞれと比べながら、 ローレルの立ち位置をはっきりさせていきます。
スカイラインとの違い
まず一番よく比較されるのがスカイラインです。
正直に言うと、走りの“素性”はかなり近いです。 同じRBエンジン、FRレイアウトという共通点がありますからね。
ただし、キャラクターははっきり違います。
| 項目 | スカイライン | ローレルC35 |
|---|---|---|
| キャラ | スポーツ寄り | ラグジュアリー寄り |
| 見た目 | 攻めたデザイン | 落ち着いたセダン |
| 乗り味 | シャープ | マイルド寄り |
つまり、
スカイライン=走りを前面に出した車
ローレル=走りを内側に持った車
この違いです。
速さや性能だけで見ると差はそこまで大きくありません。 でも「どう楽しむか」が全然違うんですね。
チェイサーとの違い
次に比較されることが多いのがチェイサー(特にツアラーV)です。
こちらはかなり分かりやすく違いが出ます。
| 項目 | チェイサー | ローレルC35 |
|---|---|---|
| キャラ | ドリフト・走り特化 | バランス型 |
| 人気 | 非常に高い | ややマニア向け |
| パーツ量 | 豊富 | やや少なめ |
チェイサーは最初から「走りの車」として認識されていたので、 カスタムベースとしての人気が非常に高いです。
一方ローレルは、
- 純正状態の完成度が高い
- 落ち着いたキャラクター
この方向性なので、同じFRでも評価軸が違います。
簡単にいうと、
チェイサー=攻める車
ローレル=味わう車
このイメージが近いです。
また、ドリフト用途で考えるとチェイサーの方が定番ですが、 ローレルもベースとしては十分優秀です。 ただし「主流ではない」というだけですね。
ローレルは中間ではなく“別ジャンル”
ここで重要なのが、「ローレル=中途半端」という見方をしないことです。
たしかに当時はそう見られていました。 でも実際には、
- スカイラインとも違う
- チェイサーとも違う
独自の立ち位置を持った車です。
・派手さはいらない
・でも走りはしっかり欲しい
こういう人にとっては、 むしろローレルが一番しっくりくる選択になります。

この「分かる人だけが選ぶ感じ」が、 今の再評価につながっているんですね。
中古市場でスポーツ化される理由
ローレルC35が面白いのは、「純正でも完成度が高い」のに、 中古市場ではさらに“スポーツ寄り”に進化していくケースが多いことです。
ここにはちゃんと理由があります。 単なる流行ではなく、ベースとしてのポテンシャルが高いからなんですね。
なぜMT換装されるのか
まず大前提として、ローレルC35は基本的にAT車のみの設定です。
これが当時は「高級セダン」としては正解でしたが、 スポーツ用途で考えると少し物足りなさが出てきます。
そこでよく行われるのが、スカイラインのMTを流用したMT換装です。
ここで重要なのは、
- スカイラインと設計が近い
- ミッションの互換性がある
この2点です。
つまりローレルは、 “あと一歩で本格スポーツになる状態”なんですよね。
なお、MT換装はきちんと構造変更を行えば合法ですが、 手間や費用がかかるため、安易に考えるのはおすすめできません。
パーツ流用のしやすさ
ローレルC35は、スカイラインやステージア、セフィーロなどと 部品の互換性が高いのも大きな特徴です。
そのため、
- 車高調
- LSD
- ブレーキ
- 吸排気系パーツ
こういったチューニングパーツが比較的揃えやすいです。
これはカスタムベースとしてかなり重要なポイントで、 「弄って楽しめる車」として評価される理由のひとつです。
純正で乗るか、カスタムするかの判断
ローレルC35を選ぶときに迷いやすいのがここです。
結論から言うと、
- 純正状態 → 快適性とバランス重視
- カスタム → 走りの性能を引き出す方向
このどちらを重視するかで選び方が変わります。
例えば、
- 通勤や普段使いメイン → 純正ベースが向いている
- 走りを楽しみたい → MT換装や足回り強化も視野
こういう判断になります。
ここで大事なのは、 「どちらが正解か」ではなく「自分に合っているか」です。
ローレルC35はベースがしっかりしている分、 どちらの方向にも振れるのが魅力なんですよね。

だからこそ今でも、 「自分仕様に仕上げる楽しさがある車」として支持されているんです。
ローレルC35はどんな人に向いているか
ここまで読んで、「結局この車って自分に合うの?」と気になっている人も多いと思います。 ローレルC35はハマる人にはかなり刺さる一方で、合わない人にはあまり響かないタイプの車です。
ここでは、向いている人・向いていない人をはっきり分けて整理していきます。
向いている人
まず、ローレルC35にハマる人の特徴です。
- 人と被らない車に乗りたい
- 派手さより“中身の良さ”を重視したい
- FRの自然な走りを楽しみたい
- 直6エンジンのフィーリングが好き
こういう人にはかなり相性がいいです。
特に、「見た目でアピールする車より、乗って分かる良さが欲しい」というタイプにはぴったりです。
ローレルは一見すると普通のセダンですが、 走らせたときに「あ、これ違うな」と感じるポイントがしっかりあります。
この“分かる人だけ分かる感じ”が好きなら、かなり満足度は高いです。
向いていない人
逆に、あまり向いていないケースもあります。
- とにかく速さや刺激を求めたい
- 見た目のインパクトを重視したい
- 維持の手軽さを最優先したい
ローレルC35は確かに速い部類ですが、 GT-Rのような分かりやすい速さや刺激とは少し方向性が違います。
また、年式的にも古い車なので、 メンテナンスやコンディション管理はどうしても必要になります。
判断の基準は「見た目より中身を楽しめるか」
最終的な判断ポイントはここです。
見た目やブランドではなく、中身の良さを楽しめるかどうか
これがローレルC35に向いているかどうかの分かれ目になります。
・派手じゃなくてもいい
・でもちゃんと走って楽しい車がいい
こう思えるなら、かなり満足度の高い1台になります。
逆に「分かりやすい性能や見た目のインパクト」を求めるなら、 スカイラインや他のスポーツモデルの方が合う可能性が高いです。

ローレルC35は、“選ぶ理由が分かっている人が選ぶ車”。 だからこそ今でも評価されているんですね。
中古で買うならここをチェック
ローレルC35を検討するうえで、いちばん現実的に重要なのが「個体の状態」です。 この年代の車は、同じ車種でもコンディションの差がかなり大きくなっています。
見た目がキレイでも中身がボロボロ…というケースも普通にあるので、 ここはしっかりチェックしておきたいポイントです。
よくあるトラブルポイント
まず押さえておきたいのが、ローレルC35でよく見られる劣化ポイントです。
- エンジン周り(RB系特有)
オイル管理が悪い個体はトラブルの原因になります。 - 足回りのヘタリ
ブッシュやショックの劣化で乗り心地や安定性が低下します。 - ATの状態
変速ショックや滑りがあると修理コストが高くなりやすいです。
特にRBエンジンはしっかりメンテされていれば長持ちしますが、 逆に雑に扱われた個体は一気に不調が出ることもあります。
見た目では分からない“隠れ不具合”に注意
中古車で怖いのはここです。
・チェックランプが一時的に消されている
・センサー異常が隠れている
・過去の不具合履歴が分からない
こういった「見えないトラブル」は、試乗だけでは判断できないことも多いです。
だからこそ重要になるのが、診断機を使ったチェックです。
LAUNCH obd2 診断機 CRP129X
✅ Amazonでチェックする | ✅ 楽天でチェックする
こういったOBD2診断機を使えば、 エンジンや電子制御の異常をデータで確認できます。
特に古い車は「今は問題ないけど予兆が出ている」ケースもあるので、 数字で状態を把握できるのはかなり大きいです。
判断基準は“状態>グレード”
ローレルC35を選ぶときに意外と重要なのがここです。
グレード(ターボかNAか)ももちろん大事ですが、 それ以上に重要なのは個体の状態です。
- 整備履歴がしっかりしているか
- 異音や振動がないか
- オイル管理が適切か
このあたりが良い個体を選ぶ方が、結果的に満足度は高くなります。
逆に、スペックだけで選んで状態の悪い個体を引くと、 修理費でかなり苦労することになります。

ローレルC35は「良い個体に当たればかなり満足できる車」です。 だからこそ、購入前のチェックはしっかりやっておきたいですね。
よくある誤解・注意点
ローレルC35は情報が少ない分、イメージだけで判断されやすい車でもあります。 ここでは、よくある誤解をはっきり整理しておきます。
ローレルは遅い車という誤解
「ローレル=落ち着いたセダン=遅い」というイメージを持たれがちですが、実際はそう単純ではありません。
- RB25DETは当時の自主規制上限クラス(280PS)
- FR+マルチリンクで安定したコーナリング
速さを“見せる”車ではないだけで、性能的には十分スポーツ寄りです。 体感としては「踏めばしっかり速い」タイプですね。
ATはスポーツに向かないという誤解
「ATだから楽しめない」と思われがちですが、当時のローレルにはマニュアル操作ができる制御も用意されています。
もちろんMTのダイレクト感とは違いますが、
- 街乗りでの扱いやすさ
- スムーズな加速
こういったメリットもあります。 「楽しさ=MTだけ」と決めつけるのは少しもったいないです。
スカイラインの下位互換という誤解
よくあるのが、「スカイラインの方が上でローレルはその下」という見方です。
ですが実際は、方向性が違うだけです。
- スカイライン:スポーツ性を前面に出した設計
- ローレル:快適性と走りを両立した設計
同じベースを持ちながら、味付けが違う別の車と考えた方がしっくりきます。
FRは危険で扱いにくいという誤解
「FRは滑るから怖い」と言われることもありますが、これは半分正しくて半分誤解です。
たしかに限界域では挙動が出やすいですが、普通に走る範囲ではむしろ自然で扱いやすいです。
- ハンドルとアクセルの役割が分かれている
- 挙動の変化が分かりやすい
この特性のおかげで、操作に対する反応が素直というメリットがあります。
古い車は全部リスクが高いという思い込み
確かに年式的なリスクはありますが、すべての個体が危険というわけではありません。
重要なのは年式ではなく、
- 整備履歴
- 使用状況
- 消耗部品の状態
この3つです。
しっかりメンテナンスされている個体なら、今でも十分楽しめます。 逆に新しめでも放置されていた車は状態が悪いこともあります。

ローレルC35はイメージだけで判断すると魅力が見えにくい車です。 だからこそ、こうした誤解をひとつずつ外していくと、本質がしっかり見えてきます。
まとめ
ローレルC35は、見た目や知名度だけでは評価されにくい車です。 でも中身をしっかり見ると、「なぜ今になって再評価されているのか」がよく分かります。
ポイントを振り返ると、
- スカイライン譲りのFRシャシーで走りの素性が高い
- RB25DETによる滑らかで力強い加速
- 派手さを抑えた大人なキャラクター
こうした要素が組み合わさって、 “速さではなく完成度で評価される車”になっています。
発売当時は「キャラが曖昧」という理由で埋もれてしまいましたが、 今になって見ると、そのバランスこそが最大の魅力です。
私自身、このタイプの車って最初は地味に見えるんですが、 知れば知るほど「こういうのがいいんだよね…」ってなるんですよね🙂
・派手さはいらない
・でも走りはちゃんと楽しみたい
こんな価値観に少しでも共感できるなら、 ローレルC35はかなり満足度の高い1台になるはずです。
流行やイメージではなく、「中身で選ぶ車」。 それがローレルC35の本質です。
よくある質問
- QローレルC35はスカイラインと同じ性能と考えていい?
- A
完全に同じというわけではありませんが、基本的な設計や走りの素性はかなり近いです。
違いは「味付け」の部分で、
- スカイライン:スポーツ寄りでシャープ
- ローレル:快適性を残したマイルドな仕上がり
といった方向性の差があります。
- Qドリフト用途としても使える?
- A
結論からいうと可能です。 FRレイアウトでパワーも十分あるため、ベースとしての性能はしっかりしています。
ただし、
- チェイサーほどの定番車ではない
- パーツの選択肢はやや少なめ
という点はあります。
「主流ではないけど十分楽しめる」という立ち位置ですね。
- Q今から買う価値はある?
- A
状態の良い個体であれば、今でも十分価値はあります。
特に、
- 直6エンジン
- FRセダン
この組み合わせは現代ではかなり希少です。
ただし年式が古いため、
- メンテナンス前提で考える
- 状態をしっかり見極める
この2点は必須になります。
「しっかり選べば長く楽しめる車」というのが正しい評価です。



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