MR-Sって「遅い」ってよく言われますよね。
スポーツカーなのに140馬力しかないし、「正直微妙なんじゃ…?」って不安になる気持ち、すごく分かります。
でも実は、この評価にはちょっとした“ズレ”があります。
というのも、MR-Sはそもそも「速さの方向性」が他のスポーツカーとは違うんです。
直線でドカンと加速するタイプではなく、
軽さとバランスを活かして「気持ちよく曲がること」に特化した車。
だから、評価が分かれるのはある意味当然なんですよね。
・なぜMR-Sは遅いと言われるのか?
・実際の走りは本当に遅いのか?
・中古で買って後悔しないのか?
こういった疑問を、スペックだけじゃなく「実際の体感」ベースでしっかり整理していきます。
数字だけでは分からない、MR-Sの本当の魅力。
一緒にじっくり見ていきましょう🙂
MR-Sは遅くない。ただし速さの種類が違う
結論から言うと、MR-Sは「遅い車」ではありません。
ただし、多くの人がイメージする“速さ”とは種類が違います。
一般的に速い車というと、こんなイメージを持つ人が多いですよね。
- アクセルを踏んだ瞬間に強烈に加速する
- 0-100km/hがとにかく速い
- ターボでドカンと伸びる
でもMR-Sは、そのどれにも当てはまりません。
じゃあ何が速いのかというと、
コーナーを曲がるスピードと気持ちよさなんです。
970kgという軽い車体にミッドシップレイアウト。
この組み合わせによって、ハンドルを切った瞬間にスッと向きを変える、独特の動きをします。
実際に乗ると「え、こんなに曲がるの?」って驚く人が多いです。
直線では穏やかなのに、カーブに入った瞬間に本領を発揮するタイプですね。
ここで大事なのは、「速さの基準」をしっかり分けることです。
| 速さの種類 | 特徴 | MR-Sの評価 |
|---|---|---|
| 直線の速さ | 加速・馬力・最高速 | 正直そこまで速くない |
| コーナーの速さ | 曲がる性能・安定感 | かなり優秀 |
| 体感の楽しさ | 操作に対する反応 | 非常に高い |
つまり、
- 直線重視の人 → 「遅い」と感じやすい
- ワインディングや操作を楽しみたい人 → 「めちゃくちゃ楽しい」と感じる
この違いが、そのまま評価の差になっているんです。
私の感覚だと、MR-Sは「速さを競う車」じゃなくて、
“走りを楽しむための車”なんですよね。

だからこそ、「遅いかどうか」よりも
「どういう楽しみ方をしたいか」で判断するのがすごく大事です。
なぜMR-Sは遅いと言われるのか?
140PSのスペックが弱く見える理由
MR-Sが「遅い」と言われる一番の理由は、やっぱりスペックです。
最大出力は約140PS。数字だけ見ると、正直スポーツカーとしては控えめに見えますよね。
最近の車だと、コンパクトカーでも150PS前後は珍しくないので、余計に「パワー不足」という印象を持たれやすいです。
ただここで見落としがちなのが、車重とのバランスです。
MR-Sは約970kgとかなり軽いので、単純な馬力だけで判断すると本質を見誤ります。
MR2(ターボ)との比較が誤解を生む
もうひとつ大きいのが、先代MR2の存在です。
特にSW20型はターボモデルがあり、200PSオーバーの強烈な加速を持っていました。
そのイメージのままMR-Sを見ると、「あれ?遅くない?」となりやすいんです。
でも実際は、MR-Sはコンセプト自体が違います。
- MR2 → パワーで走るミッドシップ
- MR-S → 軽さで楽しむミッドシップ
この方向性の違いを知らないと、「劣化した」と誤解されてしまうんですね。
NAエンジン特有の派手さのなさ
MR-Sは自然吸気エンジン(NA)なので、ターボ車のような「ドカンとくる加速」はありません。
・加速がリニアで穏やか
・音も比較的おとなしい
・パンチのあるトルク感が少ない
この特徴が、「速くない=遅い」と感じられてしまう原因です。
ただしこれはデメリットだけではなく、
操作に対して素直に反応する扱いやすさという大きなメリットでもあります。
このあたりはターボ車との違いを知っておくと理解しやすいです。

「遅い」と言われる理由は確かに存在しますが、
それは性能が低いというより、評価の基準がズレていることが大きいんです。
MR-Sが実は速いと言われる理由
970kgの軽さが生む加速性能
MR-Sの大きな強みは、やっぱりこの軽さです。
最軽量グレードで約970kg。現代の車と比べるとかなり軽い部類に入ります。
ここで重要なのが「パワーウェイトレシオ」という考え方です。
簡単に言うと、
1馬力あたり何kgの車重を動かすかという指標ですね。
同じ140PSでも、車重が重い車より軽い車のほうが当然速く感じます。
つまりMR-Sは、「絶対的な馬力は低いけど、実際の加速はそこまで悪くない」というバランスなんです。
軽さが走りにどう影響するのかは、こちらでも詳しく解説しています。
ミッドシップによる異次元の回頭性
MR-Sのもう一つの武器が、ミッドシップレイアウトです。
エンジンを車体の中央に置くことで、前後のバランスが非常に良くなります。
その結果、ハンドルを切った瞬間にスッとノーズが入る感覚が生まれます。
これがいわゆる「回頭性の良さ」です。
FR車と比べると、こんな違いがあります。
- FR → ややゆったり曲がる
- MR → スパッと向きが変わる
この違いが、ワインディングでの「速さ」につながります。
公道で“使い切れる速さ”が最大の魅力
ここがMR-Sの一番大事なポイントです。
ハイパワー車って、正直公道だと性能を持て余すことが多いんですよね。
- アクセルを踏めない
- すぐに速度が出すぎる
- 楽しむ前に怖くなる
でもMR-Sは違います。
適度なパワーだからこそ、
アクセルをしっかり踏んで、車をコントロールする楽しさを味わえます。
これは数字では絶対に分からない魅力です。
私も初めて軽いスポーツカーに乗ったとき、
「速さってこういうことか…」って感覚がガラッと変わりました。

MR-Sはまさにその感覚を教えてくれる1台です。
速さの基準を間違えると評価を誤る
直線の速さとコーナーの速さは別物
「速い車」と聞くと、多くの人が思い浮かべるのは直線加速です。
いわゆる0-100km/hや最高速ですね。
でも実際の走りでは、それだけで車の性能は決まりません。
特にワインディングや峠では、
どれだけ速く曲がれるかのほうが重要になります。
極端な話、直線が速い車でもカーブで減速しすぎればタイムは伸びません。
逆にコーナーが速い車は、トータルで見るとかなり速く走れます。
MR-Sはまさに後者のタイプです。
0-100km/hだけで判断すると本質を見失う
MR-Sの0-100km/h加速は、正直そこまで速くありません。
この数字だけを見ると「やっぱり遅い」と感じる人も多いと思います。
でも、それだけで評価してしまうのはちょっともったいないです。
なぜなら、実際の運転ではこんな場面のほうが多いからです。
- カーブの連続する道を走る
- 速度をコントロールしながら曲がる
- 車の動きを感じながら操作する
こういうシーンでは、MR-Sの軽さとバランスがしっかり効いてきます。
速いと感じるかは「基準」で決まる
ここで一番大事なのが、自分の「速さの基準」です。
| タイプ | 特徴 | MR-Sの評価 |
|---|---|---|
| 直線重視 | 加速・パワーを重視 | 物足りなく感じやすい |
| コーナー重視 | 曲がる性能・操作性を重視 | かなり満足度が高い |
| 体感重視 | 運転の楽しさ・一体感 | 非常に評価が高い |
つまり、
- 「速さ=馬力」と考える人 → MR-Sは遅く感じる
- 「速さ=操る楽しさ」と考える人 → MR-Sはめちゃくちゃ楽しい
このズレが、そのまま評価の差になっているんです。

だからこそ、MR-Sを判断するときは
「自分はどんな速さを求めているのか」を基準に考えるのが大切です。
MR-Sはどんな人に向いているか?
向いている人
MR-Sはハマる人には本当に刺さる車です。
特にこんな人にはかなりおすすめできます。
- 運転そのものを楽しみたい人
- 軽さや操作性を重視する人
- 初めてスポーツカーに乗る人
- ワインディングや峠が好きな人
MR-Sは「速さを味わう」というより、
「自分で操る楽しさを感じる車」なんです。
アクセル・ハンドル・ブレーキの動きに対して、素直に反応してくれるので、
「車と一体になっている感覚」がとても分かりやすいです。
特にスポーツカー初心者には、
「運転ってこんなに楽しいんだ」と感じやすい1台ですね。
向いていない人
逆に、こんな人にはあまり向いていません。
- 直線の速さや加速を重視する人
- 高級感や快適性を求める人
- 静粛性や乗り心地を重視する人
MR-Sは軽量なぶん、どうしても質感や快適性は控えめです。
またパワーも控えめなので、「速さ=加速」と考える人には物足りなく感じやすいです。
よくある失敗パターン
実際にありがちなのが、「スポーツカーだから速いだろう」と思って買うケースです。
この場合、
- 思ったより加速しない
- ターボのようなパンチがない
- 期待していた“速さ”と違う
と感じてしまい、結果的に「遅い」という評価になりがちです。
でもこれは車の性能というより、期待とのズレなんですよね。
逆に、「軽くて楽しい車が欲しい」と思って買った人は、かなり満足度が高いです。

MR-Sは万人向けではありませんが、
合う人にはとことんハマるタイプのスポーツカーです。
中古で買うのはアリ?後悔しない選び方
結論:コスパはかなり高い
MR-Sは中古スポーツカーの中でも、かなりコストパフォーマンスが高い部類です。
価格帯も比較的手頃で、「安くスポーツカーに乗りたい」という人にはかなり魅力的な選択肢です。
しかも軽量・ミッドシップという個性は唯一無二なので、
この価格でこの体験ができる車は正直かなり少ないです。
購入前に注意すべきポイント
ただし、中古で買う以上はチェックすべきポイントもしっかりあります。
- エンジンオイルの消費(前期型に多い)
- ソフトトップ(幌)の劣化
- SMT(セミAT)のトラブルリスク
特にオイル消費は見逃されがちですが、放置するとエンジンにダメージが出る可能性があります。
購入前にしっかり確認することが大切です。
初心者でもできるチェック方法
とはいえ、「どうやって確認すればいいの?」って思いますよね。
最低限チェックしたいポイントはこの3つです。
- エンジンの異音や振動がないか
- 排気ガスの色(白煙・黒煙)
- エンジン警告灯が点灯していないか
ただ、目視だけでは分からないトラブルも多いです。
そんなときに便利なのがOBD2診断機です。
LAUNCH obd2 診断機 CRP129X
車のコンピューターに記録されたエラー情報を読み取れるので、
見えない不具合の早期発見にかなり役立ちます。
中古車は「買ってから後悔」が一番ダメージが大きいので、
こういうツールでリスクを減らしておくのがおすすめです。
中古スポーツカー全体の選び方については、こちらでも詳しく解説しています。
維持費・実用性はどうなのか?
維持費はスポーツカーとしてはかなり優秀
MR-Sはスポーツカーの中では、かなり維持しやすい部類です。
- レギュラーガソリン仕様
- 燃費は街乗りで10〜13km/L前後
- タイヤサイズが比較的小さい
特にレギュラー仕様なのは大きくて、ハイオク必須のスポーツカーと比べると、日常の負担がかなり軽くなります。
また車重が軽いので、ブレーキやタイヤの消耗も比較的穏やかです。
このあたりは長く乗るうえで効いてくるポイントですね。
実用性は割り切りが必要
一方で、実用性に関してははっきり言って高くありません。
- 荷物スペースがほぼない
- 2人乗りのみ
- 幌(ソフトトップ)なので遮音性は低め
特に荷物問題はけっこう現実的で、
大きな買い物や旅行には向いていません。
ただし、日常のちょっとした移動やドライブ用途なら問題なく使えます。
趣味車としてはかなり優秀
MR-Sは「全部をこなす車」ではなく、
運転を楽しむための車です。
だからこそ、
- 通勤+週末ドライブ
- セカンドカーとして所有
こういった使い方との相性がとてもいいです。
逆に「1台で全部やりたい」という人には少し不便に感じるかもしれません。
外装の維持も意外と重要
MR-Sは幌車なので、ボディや外装のケアも大切です。
特に紫外線や雨の影響を受けやすいので、定期的なコーティングをしておくと劣化を防ぎやすくなります。
SurLuster ゼロプレミアム
こういった簡単なケアをしておくだけでも、見た目やコンディションはかなり変わります。
まとめると、
- 維持費 → 安い(かなり優秀)
- 実用性 → 低い(割り切り必要)
- 楽しさ → 非常に高い

このバランスを理解して選べば、満足度の高い1台になります。
よくある誤解と正しい理解
馬力が低い=遅いという誤解
「140PSしかないから遅い」という考え方は、とてもよくある誤解です。
確かに馬力は重要ですが、それだけで速さは決まりません。
ポイントになるのはパワーウェイトレシオです。
軽い車ほど少ない馬力でもしっかり加速できます。
MR-Sは車重が軽いので、数字以上に軽快に走る感覚があります。
ミッドシップ=危険という誤解
「MRは挙動がシビアで危険」というイメージもよくあります。
これは完全に間違いではありませんが、
限界域の話であることが重要です。
普通に街乗りする範囲では、むしろバランスが良くて安定しています。
ただし、無理な操作をすると挙動が急に変わることもあるので、
「丁寧に操作すること」が大切です。
軽い車=安っぽいという誤解
軽い車は「作りが簡素=質が低い」と思われがちですが、これも違います。
軽量化はスポーツカーにとって大きな武器です。
- 加速が良くなる
- ブレーキが効きやすい
- コーナリングが安定する
つまり軽さは「性能の高さ」に直結します。
NAエンジン=つまらないという誤解
ターボ車に比べて刺激が少ないため、NAはつまらないと言われることもあります。
でも実際は逆で、
アクセル操作に対する反応が素直なのが大きな魅力です。
・踏んだ分だけ加速する
・挙動が予測しやすい
・コントロールしやすい
この特性のおかげで、「運転している感覚」がとても分かりやすいです。

こうした誤解を一つずつ整理していくと、
MR-Sの評価が大きく変わって見えてきます。
まとめ
MR-Sは「遅い車」と言われることが多いですが、実際にはそう単純な話ではありません。
ポイントを整理するとこんな感じです。
- 直線の加速はそこまで速くない
- 軽さとバランスでコーナー性能はかなり高い
- “操る楽しさ”に特化した車
つまりMR-Sは、
速さの方向性が違うだけのスポーツカーなんです。
この特徴を理解せずに「速そうだから」と選ぶと、
「思ったより遅い」と感じてしまいます。
でも逆に、
- 軽さを活かした走りが好き
- 自分で操作する楽しさを味わいたい
- ワインディングを気持ちよく走りたい
こういう人には、本当にハマる1台です。
私としては、MR-Sは「速さの価値観を変えてくれる車」だと思っています。
数字だけでは分からない楽しさがあるからこそ、
今でも再評価されているんですよね。
もし気になっているなら、ぜひ一度体感してみてほしいです。
きっと「速さ」の感じ方が変わりますよ🙂
よくある質問
- QMR-Sは初心者でも運転できますか?
- A
結論から言うと、普通に運転する分には問題なく扱えます。
むしろ車重が軽くてサイズもコンパクトなので、取り回しはしやすいです。
ただしミッドシップ特有の挙動があるので、
急なハンドル操作や無理なアクセル操作は避けることが大切です。丁寧に操作すれば、とても素直で運転しやすい車ですよ。
- QMR-Sは速い車と比べて勝てますか?
- A
直線では正直厳しいです。
ですが、カーブが多い道では話が変わります。
軽さと回頭性を活かせば、
パワーのある車に対しても十分戦える場面はあります。特にワインディングでは、MR-Sの本領が発揮されます。
- QSMTはやめた方がいいですか?
- A
基本的にはMT(マニュアル)がおすすめです。
SMTは操作に慣れが必要で、変速のタイミングやフィーリングにクセがあります。
また、経年劣化によるトラブルのリスクもあるため、
初心者や長く乗りたい人はMTの方が安心です。ただしAT限定で乗りたい場合は選択肢になるので、
試乗してフィーリングを確認するのが一番確実です。






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