S660って、なぜこんなに評価が高いのか気になりませんか?
中古価格も上がっているし、「軽自動車なのにそんなにいいの?」と疑問に思う方も多いはずです。実際、私の周りでも「気になるけど不便そうで迷ってる」という声はかなり多いんですよね。
結論から言うと、S660は“実用性を削ってでも走りを楽しみたい人”に刺さる車です。逆にいうと、普通の車の感覚で選ぶと「こんなに不便なの?」と後悔しやすいタイプでもあります。
たとえば、買い物に行ったときに荷物が載らないとか、乗り降りがちょっと大変とか…。でもその代わりに、ハンドルを切った瞬間の楽しさや、低い視点で走るワクワク感は他の軽自動車ではまず味わえません。
つまりこの車は、「スペック」や「便利さ」で評価するよりも、乗ったときにどう感じるかがすべてなんです。
ここでは、S660がなぜ人気なのかという理由だけでなく、実際に選ぶときに迷いやすいポイントや後悔しやすいポイントも含めて、しっかり整理していきます。
読み終わる頃には、「自分に合っているかどうか」がはっきり判断できるはずです。
【結論】S660は「不便さを楽しめる人」に刺さる軽MRスポーツ
S660を一言で表すなら、軽自動車の枠で本気のスポーツ走行を楽しむために作られた、かなり割り切った趣味車です。
普通の軽自動車のように、荷物をたくさん積んだり、家族で移動したり、買い物から通勤まで万能にこなしたりするタイプではありません。むしろ、そういった便利さはかなり思い切って削られています。
その代わりに、S660にはミッドシップエンジン・リアドライブという特別なレイアウトがあります。これは、エンジンを車体の中央付近に置き、後輪を駆動する方式のことです。車の前側が軽く感じやすく、カーブでスッと向きが変わるような感覚を楽しみやすいのが特徴です。
さらに、2シーターの低い着座位置、オープンエアの開放感、小さな車体による一体感も、S660の大きな魅力です。速さだけで勝負する車ではありませんが、日常の交差点やワインディングで「運転してるなあ」と感じさせてくれるタイプですね。
ただし、ここで大事なのは人気があるから誰にでも合う車ではないという点です。
たとえば、次のような人にはかなり刺さります。
- 走る楽しさを最優先したい人
- セカンドカーとして趣味車を持てる人
- 荷物が載らない不便さを許容できる人
- 軽スポーツならではの希少性に魅力を感じる人
一方で、1台で通勤、買い物、旅行まで全部こなしたい人には、正直かなり厳しいです。助手席を荷物置き場にする前提でも不便に感じる場面はありますし、乗り降りのしやすさや視界の広さを重視する人には向きにくいでしょう。
購入前の判断基準としては、まず「S660の不便さを欠点として我慢するのか、それとも個性として楽しめるのか」を考えてみてください。

ここを間違えると、納車直後は楽しくても、数か月後に「やっぱり使いにくいかも」と感じやすくなります。逆に、不便さまで含めて楽しめる人にとっては、S660はかなり濃いカーライフを味わえる一台です。
S660の基本情報とスペック概要
S660の魅力を理解するためには、まず基本的なスペックを軽く押さえておくのがおすすめです。といっても、この車は数字よりも体感が重要なので、「どういう構造なのか」に注目して見ていきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車名 | ホンダ S660 |
| 販売期間 | 2015年〜2022年 |
| ボディタイプ | 2シーターオープン |
| 駆動方式 | MR(ミッドシップ・リアドライブ) |
| エンジン | 660cc 直列3気筒ターボ |
| 最高出力 | 64PS(軽自動車規格上限) |
| トランスミッション | 6速MT / CVT |
| 乗車定員 | 2人 |
軽自動車の中で異質なパッケージ
S660が特別と言われる理由は、このMRレイアウトにあります。一般的な軽自動車はFF(前輪駆動)が主流ですが、S660はエンジンを車体中央に配置し、後輪を駆動する構造です。
このレイアウトは、フェラーリやランボルギーニのようなスーパーカーにも採用される方式で、コーナリング性能に優れているのが特徴です。軽自動車でこの構造を採用している時点で、かなり異色の存在なんですよね。
64馬力でも「遅い」とは限らない理由
数字だけ見ると「64馬力ってパワー不足では?」と感じるかもしれません。でも、S660は速さを直線加速だけで評価する車ではありません。
ポイントは次の3つです。
- 車体が軽く、無駄な重量が少ない
- 着座位置が低く、スピード感を感じやすい
- ハンドリング性能が高く、コーナーが楽しい
つまり、「アクセルを踏んだときのドカンとした加速」ではなく、操作に対する反応の良さや一体感で楽しませてくれるタイプです。
たとえば、普通の軽自動車だとただの交差点でも、S660ならハンドル操作だけで「ちょっと楽しい」と感じることがあります。この感覚はスペック表だけではなかなか伝わらない部分ですね。
スペックより「構造」で見るのが正解
S660を理解するときに大事なのは、「馬力が何PSか」よりもどんな作りになっているかです。
・MRレイアウトであること
・2シーターに割り切っていること
・オープンカーであること
この3つが組み合わさることで、軽自動車の中でもかなり尖った存在になっています。

なので、「スペックが低いからやめておこう」と判断するのは少しもったいないかもしれません。逆に、この構造に魅力を感じるかどうかが、S660を選ぶかどうかの分かれ目になります。
S660はなぜ人気なのか?評価される本質は「希少性」と「体感性能」
結論から言うと、S660がここまで評価されている理由は、単なるスペックの高さではなく「他に代わりがない存在であること」と「運転したときの楽しさ」にあります。
見た目や数値だけでは分かりにくいですが、実際に触れると「あ、これは普通の軽じゃないな」と感じるタイプの車なんですよね。
軽自動車でMRという珍しさ
S660最大の特徴は、やはりMR(ミッドシップ・リアドライブ)レイアウトです。
軽自動車のほとんどはFF(前輪駆動)なので、エンジンは前、駆動も前という構造です。一方でS660は、エンジンを車体中央付近に置き、後輪で走ります。
この違いが何を生むかというと、コーナーでの曲がり方がまったく別物になります。
たとえば、ハンドルを切ったときの反応が自然で、車がスッと向きを変えてくれる感覚があります。これはFFの軽自動車ではなかなか味わえないポイントです。
同じ軽オープンでも、ダイハツのコペンはFFなので、快適性や扱いやすさが重視されています。どちらが上というより、性格がまったく違う車と考えると分かりやすいですね。
スペック以上に「運転して楽しい」車
S660の魅力は、正直なところスペック表ではほとんど伝わりません。
重要なのは、乗ったときの体感です。
- 低い着座位置によるスピード感
- 小さな車体による一体感
- ステアリング操作に対する素直な反応
- オープン走行の開放感
たとえば、ただの街中のカーブでも「自分で操っている感じ」がしっかり伝わってきます。この感覚が好きな人には、かなり刺さるんですよね。
逆に言うと、直線での加速や快適装備を重視する人には、そこまで魅力に感じない可能性もあります。
生産終了で価値が落ちにくくなった
S660は2022年に生産終了しています。その影響で、中古市場では供給が増えない=価格が下がりにくい状態になっています。
さらに、軽自動車でMRかつオープンという条件を満たす車は他にほぼ存在しないため、「欲しい人は一定数いるのに、新しく作られない」という状況です。
この結果、中古価格は高値を維持しやすくなっています。
スポーツカー全体でも似た傾向があり、価格高騰の背景については コチラの記事でも詳しく解説されています。
人気=誰にでも合うではない
ここでひとつ大事なポイントがあります。
「人気がある=誰にとっても良い車」ではないということです。
S660は、あくまで走りを優先した車です。そのため、実用性や快適性はどうしても犠牲になっています。
たとえば、
- 荷物がほとんど載らない
- 乗り降りがしにくい
- 視界が広いとは言えない
こういった点は、日常使いではストレスになることもあります。
つまり、S660の人気の本質は「万能だから」ではなく、“ハマる人にはとことんハマる尖った魅力があるから”なんです。

ここを理解して選べるかどうかが、満足できるかどうかの分かれ目になります。
S660の走りは何が楽しい?MR・軽量・低重心が生む体感差
S660の走りの魅力は、速さそのものよりも「自分で車を動かしている感覚が濃いこと」にあります。
大排気量スポーツカーのように、アクセルを踏んだ瞬間に強烈な加速で押し出されるタイプではありません。どちらかというと、ハンドルを切る、ブレーキを残す、アクセルを少し入れる。そのひとつひとつに車がきちんと反応してくれるのが楽しい車です。
MRレイアウトによる回頭性の高さ
S660はエンジンを車体中央付近に置くMRレイアウトなので、前側が重くなりにくく、カーブで鼻先が入りやすい特徴があります。
この「向きの変わりやすさ」は、S660の大きな魅力です。交差点を曲がるだけでも、普通の軽自動車より車体がスッと内側へ向いていくように感じやすいんですよね。
ただし、MRは万能ではありません。重いものが車体中央から後ろ寄りにあるため、限界付近では後ろ側の動きに注意が必要です。公道で無理をする車ではありませんが、MR=誰でも簡単に速く走れると考えるのは少し危険です。
ミッドシップの特徴をもう少し深く知りたい場合は、コチラの記事も参考になります。
軽量ボディだから速度を出さなくても楽しい
S660は車体が小さく、着座位置も低いため、実際の速度以上にスピード感を感じやすい車です。
これはかなり大きなポイントで、法定速度内でも「ちゃんと運転している感」が出やすいんです。速く走らないと楽しくない車だと、公道では持て余してしまうこともありますが、S660は日常の速度域でも楽しさを感じやすいタイプです。
たとえば、山道を流す場面では、パワーで押し切るというより、車の軽さを使ってリズムよく曲がる楽しさがあります。無理に飛ばさなくても、気分はちょっとしたスポーツドライブ。これがS660のうまいところです。
操作感の良さが満足度につながる
S660は、運転席に座った瞬間から「走る車なんだな」と感じやすい作りです。
- 低いシートポジション
- 小径ステアリング
- タイトな室内
- 車体感覚をつかみやすいサイズ
このあたりが組み合わさることで、車との距離が近く感じられます。もちろん、タイトな室内は人によっては窮屈ですが、スポーツカーらしい包まれ感として楽しめる人には魅力になります。
6速MTを選べば、シフト操作そのものも楽しみのひとつになります。CVTでも気軽に乗れる良さはありますが、「操作している感」を重視するならMTの満足度は高いでしょう。
コペン・ビート・カプチーノとは楽しさの方向性が違う
軽スポーツを検討している人は、コペン、ビート、カプチーノと比べることも多いと思います。
ざっくり整理すると、コペンは電動ルーフや積載性など、日常での使いやすさが魅力です。ビートは同じホンダの軽MRとして、S660の精神的な先輩のような存在。カプチーノは軽FRらしい素直な動きとクラシックな楽しさがあります。
その中でS660は、現代の安全基準や電子制御を備えながら、軽MRらしい走りを味わえる車です。

つまり、S660の走りは「一番速いから人気」なのではなく、軽自動車のサイズ感で本格的なスポーツカーの雰囲気を楽しめるから評価されているんです。
S660で後悔しやすい弱点は「実用性の低さ」
ここはかなり正直にお伝えしますね。S660で後悔する人のほとんどは、走りではなく「実用性」でつまずいています。
むしろ走りに関しては満足度が高い人が多いのですが、日常で使い始めたときに「あれ、思ってたより不便かも…」と感じるケースが出てくるんです。
荷物がほとんど載らない
S660には、一般的な車のようなトランクがありません。
フロント側に収納スペースはありますが、ここはロールトップ(屋根)をしまうための場所でもあるため、実質的に荷物スペースとしてはかなり制限されます。
つまり、オープンで走る場合は荷物がほぼ載らないという状況になります。
実際の使用シーンでいうと、
- スーパーでまとめ買い → 厳しい
- 旅行の荷物 → かなり工夫が必要
- ゴルフバッグ → まず無理
という感じです。多くのオーナーは助手席を荷物置きとして使っていますが、これも人を乗せる予定があると難しくなります。
乗り降りしにくく、室内もタイト
S660は車高が低く、ドアも大きく開くわけではないので、乗り降りには少しコツがいります。
最初は「スポーツカーっぽくていいかも」と思えるのですが、毎日の通勤や買い物で使うとなると、意外とストレスに感じる人もいます。
また、室内はかなりタイトです。
- 体格が大きい人だと窮屈に感じる
- 長時間のドライブで疲れやすい場合もある
このあたりはカタログでは分からないので、購入前に必ず実車で座って確認することをおすすめします。
視界や安全面で気を使う場面がある
S660は低い車なので、周囲の車から見えにくい場面があります。
特に斜め後方の視界は広いとは言えず、車線変更や合流ではしっかり目視確認が必要です。
また、車高が低いぶん、トラックやSUVに囲まれると圧迫感を感じることもあります。
こうした点をカバーする意味でも、ドライブレコーダーはかなり有効です。
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後悔しやすい人の具体例
実際に後悔しやすいのは、次のようなケースです。
- 1台で生活すべてをまかなおうとした人
- 荷物をよく積むライフスタイルの人
- 人を乗せる機会が多い人
- 快適性や使いやすさを重視していた人
こういった方は、購入後に「楽しいけど不便すぎる」と感じやすい傾向があります。
スポーツカー全体でも同じような後悔ポイントは多く、コチラの記事も一度目を通しておくと判断しやすくなります。
不便さを「欠点」と感じるか「個性」と感じるか
ここが一番大事なポイントです。
S660は、弱点を消して選ぶ車ではありません。
むしろ、
- 荷物が載らない
- 2人しか乗れない
- 乗り降りが少し大変
こういった要素を「それでも楽しいからOK」と思えるかどうかが満足度を大きく左右します。
逆に言えば、この不便さが気になる人には無理におすすめする車ではありません。

だからこそ、購入前には「用途に合っているか」をしっかり確認しておくことが、後悔しないための一番の近道です。
S660の維持費は高い?軽自動車としては安いが、趣味車としての出費はある
結論から言うと、S660の維持費は「普通車スポーツよりは安いけど、一般的な軽自動車よりは高くなりやすい」です。
ここを「軽だから安いはず」と思っていると、あとからギャップを感じやすいポイントなので、少し具体的に見ていきましょう。
税金は軽自動車なので抑えやすい
S660は軽自動車なので、税金面はかなり優秀です。
- 軽自動車税:年間10,800円(目安)
- 重量税:普通車より安い
この部分は普通車のスポーツカーと比べると明確にメリットです。「趣味車なのに維持しやすい」と言われる理由のひとつですね。
燃費は悪くないが、乗り方で差が出る
S660はターボエンジンですが、レギュラーガソリン仕様で、燃費もそこまで悪くありません。
ただし、ここは注意が必要です。
- 街乗り中心 → 15〜20km/L前後
- 高回転を多用 → 燃費は落ちやすい
つまり、「普通に走れば経済的だけど、楽しく走るとそれなりに燃料は使う」というバランスです。これはスポーツカーらしい特徴ですね。
タイヤ代は意外と見落としがち
S660で意外と見落とされやすいのがタイヤコストです。
この車は前後でタイヤサイズが違います。
- フロント:小さめ
- リア:大きめ
そのため、ローテーション(前後入れ替え)が基本的にできません。
さらに、MRレイアウトの影響で後ろのタイヤに負荷がかかりやすく、リアタイヤの減りが早い傾向があります。
結果として、一般的な軽自動車よりもタイヤ交換の頻度やコストはやや高くなりやすいです。
保険と車両保険で差が出る
任意保険は年齢や等級によって変わりますが、S660はスポーツモデルなので、軽の中ではやや高めになることもあります。
特に悩みやすいのが車両保険です。
- つける → 万が一の安心はあるが保険料は上がる
- 外す → コストは下がるがリスクは自分持ち
中古価格が高めな車なので、車両保険をどうするかは事前にしっかり検討しておくと安心です。
月額の目安は「使い方次第で大きく変わる」
S660の維持費は、使い方によってかなり差が出ます。
ざっくりしたイメージとしては、
- 保険・燃料・メンテ含めて月2万〜3万円台(駐車場除く)
- 車両保険あり・走行多め → さらに上がる可能性あり
ただしこれはあくまで目安です。走行距離や保険条件、駐車場の有無で大きく変わるので、「自分の使い方でいくらになるか」を見積もるのが一番確実です。
軽自動車全体の維持費の考え方については、コチラの記事も参考になります。
結局コスパはいいのか?
S660は、「安い車」ではありませんが、この走りをこの維持費で楽しめる車はほとんどないという意味ではコスパは高いです。
ただし、日常の足としてコスパを求める車ではなく、あくまで趣味として楽しむためのコストと考えるのがしっくりきます。

ここを理解しておくと、「思ったよりお金かかるな…」という後悔はかなり減らせますよ。
S660を中古で買うときの注意点と避けるべき個体
S660はすでに生産終了しているため、購入は基本的に中古車になります。ここで大事なのは、「どれでも同じ」ではなく、個体差がかなり大きいという点です。
価格だけで選んでしまうと後悔しやすいので、判断基準をしっかり持っておくことが重要です。
中古価格が高い理由
S660の中古価格は、軽自動車としてはかなり高めです。その理由はシンプルで、
- 生産終了していて新車が買えない
- 後継モデルが存在しない
- 軽MRオープンという唯一性
この3つが重なっているからです。
つまり、「性能が高いから高い」というより、欲しい人がいるのに供給が増えないから高いという側面が強いです。
安すぎる個体は必ず理由がある
相場より明らかに安い個体には、ほぼ確実に理由があります。
チェックすべきポイントは次の通りです。
- 修復歴の有無(フレーム修正など)
- 下回りの擦り傷やダメージ
- ロールトップや雨漏りの状態
- 改造歴(過度なチューニング)
- メンテナンス記録の有無
特にS660は車高が低いので、下回りを擦っている個体は珍しくありません。見た目がきれいでも、下回りにダメージがあるケースはあるので注意が必要です。
MTとCVTで選び方は変わる
S660は6速MTとCVTの2種類がありますが、ここも意外と重要な分かれ道です。
- MT:操作する楽しさ重視、リセールもやや有利
- CVT:渋滞や街乗りでの楽さ重視
どちらが正解というより、自分の使い方に合っているかで選ぶのがポイントです。
「なんとなくMTがいい」で選ぶと、通勤で疲れてしまうケースもありますし、逆に「楽そうだからCVT」で選ぶと物足りなく感じることもあります。
購入前に必ずやるべきチェック
購入前には、できれば次のポイントを実際に確認してください。
- 乗り降りがストレスにならないか
- 視界の感覚に違和感がないか
- 荷物がどのくらい載るか
- クラッチやシフトの操作感(MTの場合)
- 異音や違和感がないか試乗で確認
カタログやネット情報だけでは分からない部分が多い車なので、「実際に触れること」がかなり重要です。
中古車選びの基本については、コチラの記事もあわせて確認しておくと安心です。
「価格」より「状態」で選ぶのが正解
S660は人気車なので、多少高くても状態のいい個体はすぐに売れてしまいます。
逆に、安さだけで選んでしまうと、あとから修理費やメンテナンスで余計にお金がかかることもあります。
なので判断基準としては、
- 安さ重視 → リスクも理解したうえで選ぶ
- 安心重視 → 整備記録がしっかりした個体を選ぶ
このバランスを自分の中で決めておくのがおすすめです。

S660は長く楽しめる車だからこそ、最初の個体選びで満足度が大きく変わりますよ。
S660がおすすめな人・おすすめしない人
ここまで読んで、「なんとなく良さそう」と感じている方も多いと思います。ただ、S660はハマる人と合わない人がかなりはっきり分かれる車です。
最後に、自分に向いているかどうかを判断しやすいように整理しておきましょう。
S660がおすすめな人
- 運転そのものを楽しみたい人
- セカンドカーとして趣味車を持てる人
- 荷物が載らない・不便という前提を受け入れられる人
- 軽スポーツの希少性に価値を感じる人
- リセールも含めて長く楽しみたい人
こういった方にとっては、S660はかなり満足度の高い一台になります。特に「移動手段」ではなく「体験」として車を楽しみたい人にはぴったりです。
例えば、週末にちょっとしたワインディングへ行くとか、屋根を開けて気分転換に走るとか。そういう時間が好きな人には、この車の良さはしっかり伝わるはずです。
S660をおすすめしにくい人
- 1台で通勤・買い物・旅行を全部こなしたい人
- 荷物を積む機会が多い人
- 家族や友人を乗せる機会が多い人
- 快適性や乗り降りのしやすさを重視する人
- 価格に対して「実用性」を求める人
このタイプの方は、購入後にストレスを感じやすいです。特に「軽自動車だから使いやすいはず」というイメージで選ぶと、ギャップが大きくなりやすいですね。
最終判断は「不便さを楽しめるかどうか」
S660の一番大事な判断基準はここです。
「この不便さをデメリットと感じるか、それとも個性として楽しめるか」
例えば、荷物が載らないことも、乗り降りが少し大変なことも、普通の車なら明確な欠点です。でもS660の場合は、それと引き換えに得られる楽しさがあります。
なので、
- 「不便だから無理」 → 他の車の方が幸せになれる
- 「この不便さ込みで楽しそう」 → S660はかなり合っている
この感覚で判断するのが一番分かりやすいです。
日常での使い勝手を少しでも改善したい場合
S660は室内がコンパクトなので、スマホの置き場に困ることもあります。そういう細かいストレスを減らすだけでも、満足度は意外と変わります。
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こういった小物で使い勝手を補うのも、S660と上手く付き合うコツのひとつです。
よくある誤解・注意点
S660は個性が強い車なので、イメージだけで判断すると誤解しやすいポイントも多いです。ここでは、購入前によくある勘違いを整理しておきますね。
軽自動車だから維持費はとにかく安い?
これは半分正解で、半分は違います。
確かに税金や車検などの基本コストは軽自動車なので安いです。ただし、S660はスポーツモデルなので、
- タイヤの減りが早い
- スポーツ寄りの部品が多い
- 保険料がやや高くなりやすい
といった理由で、一般的な軽自動車より維持費が上がることもあります。
「軽=安い」と決めつけず、“スポーツカー寄りの軽”として考えるのがちょうどいいイメージです。
MRだから誰でも速く走れる?
これもよくある誤解です。
MRレイアウトはコーナリング性能に優れていますが、限界付近では挙動がシビアになることもあります。
もちろん、S660には電子制御も入っているので普通に乗る分には問題ありません。ただ、
- 無理な速度でコーナーに入る
- 急なアクセル操作をする
こういった操作をすると、車の動きが急に変わることもあるので注意が必要です。
「扱いやすいスポーツカー」ではありますが、物理的な特性までは消えないという点は知っておきたいですね。
中古が高い=買えば損しない?
中古価格が高いと、「資産価値がある=損しない」と思いがちですが、ここも少し冷静に見ておきたいポイントです。
確かにS660は値落ちしにくい傾向はあります。ただし、
- 市場の需要が変わる可能性
- 走行距離や状態による価格差
- 維持費や消耗品コスト
こういった要素もあるので、「必ず得する」と断定できるものではありません。
あくまで楽しみながら結果的に価値が残りやすい車という位置づけで考えるのが自然です。
コペンよりS660の方が上?
これもよく比較されるポイントですが、上下関係で考えると判断を間違えやすいです。
ざっくり整理すると、
- S660:走り特化・尖ったスポーツ性
- コペン:実用性・快適性とのバランス
という違いがあります。
なので、
- 走り重視 → S660
- 日常使いも重視 → コペン
というように、用途で選ぶのが正解です。
どちらが優れているかではなく、どちらが自分の使い方に合っているかで判断するのが後悔しないコツです。
まとめ
S660の本質を一言で振り返る
S660は、軽自動車の手軽さの中に本格的なミッドシップスポーツの楽しさを詰め込んだ、かなり珍しい存在です。
ただし、その楽しさは「便利さ」と引き換えに成り立っています。荷物が載らない、2人しか乗れない、乗り降りが少し大変。こうした要素をどう感じるかで評価が大きく変わる車です。
買うべき人
- 運転そのものを楽しみたい人
- セカンドカーとして割り切って使える人
- 軽スポーツの希少性に魅力を感じる人
- 不便さも含めて楽しめる人
このタイプの方にとっては、S660は日常のドライブすら特別な時間に変えてくれる一台になります。
慎重に考えるべき人
- 1台で生活すべてをまかないたい人
- 荷物を積む機会が多い人
- 快適性や使いやすさを重視する人
- 価格に対して実用性を求める人
このような場合は、無理に選ばず、他の軽スポーツやコンパクトカーも検討した方が満足度は高くなりやすいです。
最後に迷ったときの判断基準
迷ったときはシンプルに、「この車の不便さを許容できるか」を基準にしてみてください。
もし「ちょっと不便そうだな…」と感じるなら、一度冷静に立ち止まるのも大切です。逆に、「それでも乗ってみたい」と思えるなら、その直感はかなり正しい可能性が高いです。
S660は、万人向けではありません。でもだからこそ、ハマる人にはとても深く刺さる車です。
購入前には、ぜひ実車で乗り降りや視界、使い勝手を確認してみてください。そのうえで納得できれば、きっと長く楽しめる一台になりますよ。







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